1005 天子山塊長者ヶ岳~天子ヶ岳

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1005 天子山塊長者ヶ岳~天子ヶ岳

参加者  木邨充宏  伊東 毅

5月28日 宮前平駅(7:00)=東名川崎IC=富士IC=田貫湖休暇村富士(9:15~9:30)~1059m先コル(10:30~10:40)~長者ヶ岳(11:15~12:15)~天子ヶ岳(12:45~12:55)~1250m付近トラロープ~968m先尾根分岐(13:35~13:45)~林道(14:00)~休暇村富士(14:25) 風の湯、そば「つち也」

連休前の奥多摩以来、5月はどこも行ってないので日帰りハイキングでもと声をかけたら木邨が参加、小楢山とか赤岩尾根を考えたが中央道が集中工事で渋滞しているので東名方面に変更、前から気になっていた天子山塊に行くことにした。田貫湖からただ普通に長者ヶ岳~天子ヶ岳と回るのは本当のハイキングになってしまうので、天子ヶ岳の下りに地図に道がない東尾根(仮称)を下りてみることにした。これだと休暇村に車を置いて周回出来るのでロスがない。予報では高気圧に覆われてスカッ晴れのはずだったが、神奈川県内は雲が多く箱根は雲の中、富士山も東からは姿が見えない。富士山が見えないと冴えないことになるかな、と思ったが東名を富士の方に進むにつれ、雲がなくなり、西富士道路から大沢崩れがよく見えるようになった。田貫湖の南岸を走り、休暇村富士の先の林道にスペースがあったのでそこに車を止める。ここからは長者ヶ岳の東尾根、東海自然歩道の尾根に登る道がある。身支度して出発、植林と広葉樹の境目あたりを登ってゆく、小刻みにジグザグをきったよい道で1ピッチ弱で右から来る稜線の道と合する。ここは展望台になっていて目の下の田貫湖と富士山がよく見える。若い女の子が二人休んでいたが、そのまま尾根を登り、1059mのこぶの先でひと休み、さらに1ピッチ弱で長者ヶ岳の頂上に着いた。全体に傾斜がゆるく歩きやすい道で誰でも登れるやさしい山だ。頂上の東側が開けていて富士山が正面、西側も木立の切れ目を通して雪の山が見える。南のどのへんか、雲がかかって山の形がよく分からない。20万の地図を開いて確認したら塩見と悪沢のようだった。まだ新緑がきれいで、すぐ近くにシロヤシオが咲いていた。頂上にはすでに3組ほどのハイカーがいて後からさらに3組登ってきた。平日だからこの程度、土日はにぎわうのだろう。湯を沸かしてゆっくり昼飯をとった後、天子ヶ岳へ向かって出発、130mほど下って登る1ピッチ弱の尾根、ここもゆるやかな傾斜でのんびり歩ける。そこかしこにシロヤシオの白い花びらが落ちている、赤い色のつつじもちらほら見えるがトウゴクミツバツツジとは違うみたいだ。天子ヶ岳はゆるやかな尾根の高まりで最高点をちょっと過ぎたところに頂上の看板が立っていた。ここから東側の尾根を下りるのだが最初は尾根の形になっていない広葉樹の斜面、藪はまばらなのでどこでも下りて行ける。GPSで位置を確認しながら尾根らしき地形を探しながら下りていくと右手前方にトラロープが張ってあるのを発見、行ってみるとはっきりした踏み跡があった。頂上から4~50mも下りただろうか、この踏み跡は多分頂上稜線のどこかに達しているのだろう、下の方もこのまま続いているに違いない。こんなはっきりした尾根になにもないとは考えにくかったが、やっぱり、である。ただまだ道というところまではいかず、道標などもまったくないので一般的には使われていないと思われる。田貫湖のほとりに休暇村と自然塾とか言う野外施設があったから、そのへんの人が道をつけたのかも知れない。ともかくこれで道探しは終了、ちょっとあっ気ない、あとはただ下りるだけ。968mの先の尾根の分岐もこちらの想定どおり北東方向に踏み跡がついていた。やがて植林帯に入り、左側に林道が見えた。この林道は地図に載っているので、このまま水平にトラバースするように辿って出発点の休暇村に戻ってきた。登り下り、ひと回り4ピッチ、まさに軽いハイキングだった。休暇村に温泉があるというので行ってみたら、日帰り入浴は2時までだと断られる。受付の女の子に他にないか聞いたら風の湯と言うのが近いというのでそこへ行く。白糸の滝からちょっと北に入ったところ、新しいようだ。バナジウム温泉とか客がほとんどいなくてすいていていいが、850円と高いのと、客を客と思わないような従業員の態度が気に入らなかった。そのあと、ネットで調べておいた蕎麦屋「つち也」、電話で営業を確認して道を聞いて行ったが、普通ではまず見つからない店だ。そばはなかなかうまかった。白糸の滝も話の種に見てみようかと思ったが、いかにも観光地らしく駐車料金を取るので馬鹿らしくなってやめにした。帰りの東名も平日なので順調、日没前に帰宅した。お楽しみはほんのわずかだけで、ハイキングに毛が生えたといっても1ミリか2ミリといったところになったが、比較的静かで新緑を楽しめたのよしとしよう。