0907田代山・帝釈山

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0907田代山帝釈山

参加者 木邨 光宏    益崎健二郎    伊東  毅

7月7日
新百合ヶ丘発(6:00)=矢野口駅(6:20)=調布IC(6:30)=羽生IC=西那須野塩原IC(8:40)=湯ノ花温泉(10:10)そば伊勢屋=田代山林道猿倉(11:30)~水場(11:45)~小田代(12:55)~田代山湿原(13:20)~田代山避難小屋(13:40~13:50)~帝釈山(14:45~15:05)~避難小屋(16:00)
梅雨の最中、降られてもよい山、それに鉄人益崎が変形性膝関節症という故障とのことで軽めの山、という訳で田代山に決定。帝釈山を合わせても歩程5時間を2日に分けるのんびり山行。栗山村からの林道が工事中なので会津に出て湯ノ花温泉から入る。天気は曇り、東京は湿度が高く水蒸気のもやがかかっていたが、北に行くに従いもやはとれ、時折日が射すまずまずの日和になった。湯ノ花温泉のそば屋伊勢屋はネットで見つけた店、昼飯の予定が10時過ぎに着いてしまったが、気のいい主人がいいよ待ってな、と手早く作ってくれた。これが大変うまい、たれがやや甘めだがそばに味があり、腰もほどよい強さでなかなかのものだった。登山口の猿倉まで田代山林道を30分、上からダンプや工事用車両が下りてくる。栃木県側で工事をやっているようだ。猿倉の南側の登山口には車が6~7台停まっていた。出発してすぐに水場、この上にはないので2リットル補給。小田代までやや急な登りで段差が大きく歩きにくい道だが1ピッチ半だからどうってことはない。上から2人~6人ほどのパーティーがボツボツと下ってくる、朝早く登って日帰りするのだろう。上に泊る人はいないようだ。小田代にはワタスゲがたくさん咲いていた。ほかにコバイケイソウタテヤマリンドウシャクナゲの白い花もあった。小田代から1ピッチ弱の登りで田代山の頂上湿原、上中下と三つの湿原があり、下田代が最も大きい。ここにもワタスゲが多く、ニッコウキスゲは咲き始めたばかり、モウセンゴケやサワラン、アカモノなどの小さな花、それにチングルマの花後の風車が一面にある。去年の花かと思ったが木邨が調べたところ、ここでは6月に咲くのだそうで、もうすでに今年の花は終わっていたということだった。弘法沼を始め池塘が点在し、向こうには会津駒が残雪の稜線を見せている。木道を反時計回りに半周し、木立の中の避難小屋に着いた。今日中に帝釈山を登ってきてしまおうと要らない荷物を置いて出発。小屋の裏から樹林帯の道を下っていく。この道の両側にオサバグサが群生、小さな白い花でそれほど見栄えがするわけではないが他ではあまり見たことがない。帝釈山まで1ピッチ、頂上は開けていて会津駒から平ヶ岳尾瀬の燧、至仏、日光の山などが見える。山座同定などして写真を撮るのも忘れてもと来た道を戻る。帰りも1ピッチ、避難小屋の裏手に水場の記号が書いてあるので探したがそれらしいところは見つからなかった。渇水期はなしとあるが梅雨時でもあり、もっと下の方なのかも知れない。まあとりあえずの水はあるし、足り なきゃ池塘の水を沸かせばいい。小屋は平屋、奥には弘法大師の像を祀ってあり、真ん中に土間、左右と奥の幅2mあまりの床にビニールの茣蓙が敷かれていて10人余りが寝泊り出来そうだ。綺麗に使われているし、トイレは離れた林間にあり、匂いなどがないのもいい。今夜は我々3人だけ、蚊取り線香を炊いて虫除けをして、まずはビールで乾杯。それぞれ持ち寄ったつまみを出して宴会、今回はこれが目的の一つ、ワインに焼酎白波900ml、ちょうど適量でたくさんあったつまみも完食、ご飯はなし。TUSAC LIEDなど歌い始めたところで益崎沈没、あとの2人もやがて就寝。

7月8日
起床(7:30)~田代山避難小屋(9:40)~猿倉南(11:40)=湯の花温泉 弘法の湯 そば伊勢屋=西那須野塩原IC=矢野口駅
夜はやや冷え、夏用の薄いシュラフでは寒かったのでダウンのインナー上下を着た。朝方雨が降ったが今日は下りるだけなのでゆっくり、7時過ぎに起きる。朝飯はアルファ米の雑炊、最近のアルファ米はなかなか美味い。出かける頃には雨も完全にあがって、上田代に出ると周囲の山がくっきりと見える。日光から高原山、那須、南会津の山々、この辺は登ってない山がいっぱいある。のんびり下っても2ピッチで猿倉の登山口、湯ノ花温泉に下りて共同浴場の一つ、弘法の湯、200円だが石鹸もなにもないのでつかるだけ。無色透明のやや熱めの湯だが入っているとちようど良くなる。風呂の後はまた伊勢屋のそば、それぞれ大盛りを食べて満足、帰途についた。前から行きたかった田代山、天気にも恵まれ、想像通りいいところだった。それに快適な避難小屋、最初から泊まりに行くのは多少ひっかかりもあるが、予定通りの楽しい宴会が出来、満足の山行。