0909月山、葉山

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

0909月山続き

9月21日
志津キャンプ場(7:15)=山の内登山口(9:30)~水場(10:25~10:35)~烏帽子岩(11:30~11:50)~葉山神社頂上(12:40~13:10)~烏帽子岩(13:55~14:00)~山の内口(15:05~15:20)=肘折登山口(16:30)=黄金湯朝日館(泊)(17:00)

今日は月山の東にある葉山に登る。ルートは十部一峠の林道からが一番短く50分だが、ガイドブックに面白くないとあるのと、鈴木氏が山渓から山の内、大鳥居からのコースガイドの執筆を頼まれているということなので、調査を兼ねて山の内口から往復することにした。志津から寒河江、村山の山沿いを走って大石田の次年子のそば街道の道から林道に入る。月山から葉山の反対側まで行くので結構な道のりで2時間余りかかった。登山口から沢を渡って尾根に取り付き、ぐんぐん登る。今日もいい天気で暑いが効率よく高度を稼ぐ。滝見台から見える糸滝は水が流れていない、秋の渇水期、好天続きのせいだろうか。尾根はところどころ痩せているところもあるが見晴らしがよく、樹相も大きなブナの木が多くてなかなか感じがいい。途中で3人の親子連れに追いついた。一人は小学校1年生のかわいらしい女の子、元気がいい。2ピッチで烏帽子岩の左に出る。ここは葉山の頂上稜線の一角、反対側に鳥海が浮かんでいる。月山も見えるが下半分が手前の山に隠れている。ここから葉山の頂上までゆるやかなアップダウンの尾根道。尾根の東側は切れているようだが、幅は広く、ところどころ湿原などもあり、気持ちのよいところだ。1ピッチで頂上ひとつ手前の葉山神社のピークに着く。頂上より少し低いが、頂上は見晴らしがないというから、こちらでいいだろう。月山の頂上は人だらけだったが、こちらは出会ったのは3組ほど、頂上にも誰もいなかった。昼食を食べて、さっきの親子連れが登ってきたところで、入れ替わりに下山開始。下りは登山口まで2ピッチ強、急な下りで雨で濡れていたら滑りそうだが、今日は問題ない。ピストンだがなかなかいい山だった。登山口から今度は肘折の登山口へ東野車の回収に向かう、次年子から最上川の岸辺を走って大蔵村から肘折温泉、登山口まで1時間10分。こういう移動に思いのほか時間がかかった。何はともあれ、汗を流そうと思うが肘折温泉ではこの時間、風呂に入れてもらえそうもない、隣の黄金湯温泉には日帰り温泉があるというのでそちらに向かう。その車中、益崎と相談。この時間では今日中に東京に帰るのは無理だから、どこか宿を探そうということになる。黄金湯の日帰り温泉のフロントで聞いたら肘折はどこも一杯だが、すぐそこに2軒ある金生館か朝日館のどちらか空いているかも知れない、と言うので、まず手前の朝日館に行ってみた。ちょっと侘びしげな建物で、玄関に入っても森閑とした感じで客がいそうもない、声をかけたら人のよさそうなおかみさんが出て来て、困ったように「食べるものがない」と言う。こっちも困ったような顔をしたら、「あり合せのものでいいか」と言うので、それで結構、お願いします、ということで、なんとか宿にありつくことが出来た。ほっとひと息、日帰り温泉に入浴中の東野さんにその旨伝えて、我々2人も宿の風呂に入る。黄金湯の名の通り黄色い温泉でかなり熱い、水でうめて入る。軽く汗を流したあと、宿の玄関のソファーで待っていた3人と再び顔を合わせ、肝腎の精算を済ます。仙台に帰る3人としてもひと安心、もちろんこちらも大安心。日が暮れて薄暗くなってしまい、「お世話になりました」も十分に言えないようなあわただしい別れになってしまったが、帰っていく3人を見送り、部屋に戻ってビールで乾杯。食事も部屋まで持ってきてくれるし、あり合わせと言いながら芋煮もついて食事も美味しかった。でも流行っていないみたいで、連休だと言うのに他にお客は湯治らしい年寄り夫婦が一組だけ、静かなものだった。一方、隣の金生館の方は建物も立派だが、お客も入っているようで駐車場は車がいっぱいだった。あちらに行ったらさぞ邪険にされてたろうな、山帰りの我々にはこちらがピッタリ、安そうな方をを選んで大正解だった。夕食の後、少し飲んで、もう一度風呂に入って、別間に敷いてくれた布団に入った。隣からは夜遅くまで音曲と嬌声が聞こえていた。

9月22日
帰京

朝早く目が醒めるので、また風呂に入る。朝飯を食べ8時には宿を出る。Uターンラッシュが始まるというので、その前に帰りたい。13号は舟形から尾花沢まで無料の高速、東根から山形道に入り、そのまま東北道、一部込んでいるところもあったが、大きな渋滞はなく順調に帰った。天気に恵まれ、思いがけず見事な紅葉を楽しめラッキーだった。月山も葉山もいい山で楽しかった。どこへ行っても人だらけの連休に静かでいい山を選んでくれた東野、鈴木両氏に感謝。