1003乗鞍猫岳・TUSAC雪の集い

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1003乗鞍猫岳・TUSAC雪の集い

参加者   木邨充宏   益崎健二郎   伊東 毅   藤原国生   中沢新吾


3月3日  
矢野口駅(7:05)=調布IC(7:20)=塩尻北IC(10:00)=山形村買い物=番所いがやそば=鈴蘭(13:30)=休暇村(13:50)~VSA入り(14:55)

名称変更したTUSAC乗鞍雪の集いの前に例によってVSAへ。今年は乗鞍の北面、平湯側の開拓を目指す。木邨、益崎と3人、初日は何故か天気がいい。いつものように山形村で買出し、いがやでそば、のあと鈴蘭に寄って休暇村から歩く。今年は雪が少ない、鈴蘭では地肌が現れ、VSAの水源の沢は水面が出てとうとうと流れている。水穴を掘る手間が要らないがこんなことは初めてだ。2月半ばから暖かい日が続き雨も降ったためだそうだ。なにはともあれ、いつものVSA生活、ストーブを囲んで晩飯は豚しゃぶ。

3月4日
VSA発(9:40)~休暇村=平湯キャンプ場(11:15~1600m台地(12:05~12:40~大滝川渡渉点~四ツ岳北尾根引き返し(13:25~13:45~平湯キャンプ場(14:50)=平湯温泉つゆくさ泊0578-89-2620

平湯側から四ツ岳北面に行こうと今日は取り付きの偵察。今晩の宿のつゆくさは一昨年の秋、案内所で教えてもらった小さな旅館。まずは宿に寄って、キャンプ場から入る。四ツ岳へは平湯大滝を高捲くためキャンプ場から尾根を越えて大滝上流で大滝川を渡らなければならない。雪が少ないため最初の尾根の登りもきつくなっていてルートどりが難しい。1ピッチで尾根の上に出て、大滝川の渡渉点を目指す。スノーブリッジは辛うじて1ヶ所つながっていた。幅2mくらい、もうあと幾日ももたないだろう。渡ってから対岸の尾根への登りも大変だった。ともかくも尾根に登り上げて、あとはこの尾根を登っていけばいい、というところまで到達。そこで引き返した。雪が少なく悪いから滑るのも大変。想定タイムを大幅に超えてしまった。宿に戻ってまず温泉、2階に露天風呂がある。木の円い浴槽でなかなか趣があり、2階なので周りの山が良く見えるのがいい。お湯は鉄分をふくんだやや赤い色だがさっぱりしている。客は我々だけのようで、夕食は熊の刺身など盛りだくさん、味も良かった。宿の主人が四ツ岳に登るなら平湯峠からがいいと盛んに薦める。たしかにその方が確実かと思ったが、とりあえず予定通りの積りで寝についた。

3月5日
起床(4:30)平湯温泉発(5:55)=平湯トンネル先スカイライン入り口(6:30)~スカイライン1680m(7:20~7:40)~夫婦松(9:10)~2000m九十九折下昼食(9:30~10:00)~猫岳登り口(11:50)~猫岳(12:40~13:05)~平湯峠(14:50)~スカイライン入り口(15:14)=鈴蘭=休暇村(17:10)~VSA(17:50)(フジクニVSA入り)

夜中は激しい雨、布団の中で雨音を聞きながら、この雨で大滝川のスノーブリッジはまたやせ細るだろう、明日は晴れて気温が上がる予報なので、さらに雪が融けると帰りが心配だなどと考える。朝起きてから二人と相談、今回は四ツ岳はあきらめて、スカイラインから猫岳方面に変更することにした。スカイラインの地図は持ってきていないがGPSの地図で行けるだろう。朝食はおにぎり、旅館で食べてから出発、ようやく雨があがった。平湯トンネルを抜けて今は閉鎖されているペンタピアスキー場まで行ってみたが標高が下がるのとルートがはっきりしないので、戻ってスカイライン入り口に車を止め、シールを貼ってとりあえずスカイラインを登る。バス道だから傾斜がゆるく、曲りくねっているので、行けそうなところはショートカット、平湯峠も省略した。それでもバス道は長くなかなか高度が上がらない。夫婦松の先で昼食、次のカーブからの九十九折はほとんどショートカットした。大崩山の尾根をまきこむとようやく猫岳が見えた。なかなか立派だがまだまだ遠く見える。行けるところまでと思っていたので、もうこの辺であきらめて帰ろうかと思ったが、木邨が行こうと言うので「それじゃあ行くか、VSAへの帰りが少し遅くなるかも知れないが・・・」ということで、登行継続。バス道から猫岳と大崩山のコルにつきあげている沢状の斜面を登る。ここはやや急で登るにつれ雪が固くなってきたので途中でクトーをつけた。急斜面を登ると、まるいドームの頂上は目前、風があたってクラストしている斜面を登ると視界が開け、猫岳の頂上に着いた。すっかり晴れて左手に穂高・槍から笠、後ろに白山も見える。南には剣ヶ峰に続く乗鞍の峰々が連なる。こちらから乗鞍を見るのは初めて、四ツ岳がすぐ近く大きい。ルートは北西面の沢状のところかと思い、あそこは急で雪崩も怖いなと思ったが、帰って調べたら尾根の向こう側がルートでそちらはそう厳しくないらしい。下り、クラスト斜面はややひっかる雪なので慎重に下りる。バス道近くまで下りると腐って重い雪、こういう天気が続くとどっちにしても悪雪は免れない。バス道に下りたところでワックスの塗り直し、その甲斐あってか、なるいバス道も快調に滑る。滑降の楽しみはないが立っているだけだから楽でいい。ショートカットしたところもほとんどそのままバス道、どんどん下って平湯峠を経由して思ったより早く、2時間ほどで出発点に帰ることが出来た。やれやれ疲れたが、天気に恵まれ予定していなかった猫岳の頂上に登れて満足。平湯温泉街の酒屋でビールを買い、ヨーグルトでのどを潤して帰途につく。VSAにはフジクニが待っていた。ビールで乾杯、ワイン、焼酎、晩飯はキムチ鍋。

3月6日
VSA発(10:00)~鈴蘭(11:00)~三本滝レストラン前(13:30)~VSAツアーなど~鈴蘭・懇親会(18:00)(中沢鈴蘭入り)

天気は1日だけ、夜からまた雨になる。朝も降っていたが雨具をつけて鈴蘭に下る。フジクニは残り、VSAツアー接待の用意。鈴蘭小屋で内田さんたちと合流、この天気ではと行事としてのVSAツアーは取りやめたが、雨でもいいという有志のみで実施することにした。13時半に三本滝レストラン前にTUSAC旗を張る。行方不明になった前の旗に代わる大谷夫人手作り、2代目の旗。ほかに追加の参加者はなし、記念写真を撮って出発、雪は滑らないが林間はそう悪くはなかった。VSAではフジクニがコンソメのサービス、みなさんを送り出し、撤収して鈴蘭へ。懇親会は36人参加、昨年なくなった松丸さんを偲ぶビデオなど内容も充実、盛況だった。41年卒の運動会総務だった山口と野球部マネージャーの古谷野、それに一杉の3人が参加、なつかしかった。
 
3月7日
スキー大会・帰京

天気は一日ごとに変わる。晴れはしないがまあ動ける天気、大学尾根は厳しいが屋根板ぐらいなら行けるだろうと出発。参加者は岡田、村田、高井夫人、矢崎夫妻、フジクニ、安田、小田、伊東の9人、昨夜降った雪が10~20cm積もり、状態はいい。上部はガスで視界が悪いので予定通り、屋根板に出たところで引き返したが、思いがけず新雪を滑れてみんな喜んでいた。ゲレンデまで下りて解散、そのまま鈴蘭小屋に戻る。総務OBたちをVSAへ案内した木邨も戻ってきて、一緒に帰る。木邨、フジクニ、山口、古谷野と定員いっぱいの5人も乗ったがなつかしい話など和気藹々のうちに帰京した。