1003宮城蔵王

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1003宮城蔵王

参加者   東野 良   宮沢 宏   志村 聖   片岡ひとみ  伊東 毅

3月21日
新百合ヶ丘(6:50)=調布IC(7:10)=白石IC(12:10)=ペンション飛鳥(13:00~15:20)=澄川スノーパーク(15:45)~聖山平山想会小屋(16:45)

お彼岸3連休、仙台山想会の計画に便乗、最初の八甲田から月山と計画が変わり、何より天気が良くなさそうだということでリスクの少ない宮城蔵王の1泊2日になった。予報どおり20日の夜、発達した低気圧が北日本を通過、21日は太平洋側は天気回復したが猛烈な吹き込みの風、高速で車があおられるほどだった。遠刈田のペンション飛鳥で待ち合わせ、東野さんの写真がたくさん飾ってある。そば食べてコーヒーをごちそうになって待つ。忘れ物とかでずいぶん遅れ、やってきたのは3時過ぎ、東野、片岡と去年鳥海で会った志村校長も一緒。荷物を積み替えて東野カーで澄川のスキー場へ。山に入ると天気は悪く、吹雪模様、ヤッケ、オーバーズボンの完全装備でスキー場横の連絡道路を聖山平へ。1時間で道路から樹林帯にちょっと入ったところに建つ小屋に着いた。先に着いた宮沢氏がストーブを焚いてくれていたので暖かい。この小屋はもと営林署のものだったそうで、ずいぶん前に山想会が買い取ったらしい。2階建ての大きな小屋で入り口にストーブのあるリビング、横に台所、風呂場(使ってない)トイレ、他に部屋が2つ、2階にも部屋が3つほど、かなりの人数が泊まれる。電気はないが水は常に流れ、ストーブは石油だから世話はなく、使いやすそうな小屋だ。総勢5人、早速乾杯、肴はふきのとうのてんぷら、春の香りだ。ほかにカルビ野菜炒め、やきそばなど、東野さん、宮沢さんが作ってくれるので座って飲み、食うだけ。田酒を少々飲み過ごし、夜中鼻がつまり、のどが渇いて寝にくかった。

3月22日
聖山平小屋(8:00)~刈田岳避難小屋(10:15~10:30)~聖山平小屋(11:00~11:45)~スノーパークP(11:55)=ペンション飛鳥・入浴・そば=帰京

起きると上空は明るく青空も見える。上は吹雪だろうが行けるところまで行ってみよう、うまくいって刈田岳、熊野は無理だろうから要らない荷物は置いてピストンの予定。小屋の前の道路を横切り、スキー場のリフトの横から井戸沢に入りこむ。昨日降った雪が10cmほど、対岸のちょっとした斜面を登ろうとしたが凍った斜面に薄く雪が乗った状態で、スキーがひっかからず、ずり落ちてしまう。大回りして傾斜のゆるいところを選んで登り、澄川の谷を見下ろす細い尾根を登って行く。ルートは地元勢にお任せ、前方に刈田の斜面が見えるが、まっすぐは進まず、左に大きく迂回していく。まっすぐ行くと井戸沢上部の小沢をいくつも横切るのでアップダウンがうるさいのだそうだ。やがて澄川上部の広い緩斜面に出る、針葉樹がまばらに生え、真冬は樹氷が出来るのだろうか、広々とゆったりしていいところだ。途中で清渓小屋から出たパーティーのものと思われるトレールに合し、さらに登るとエコーラインにぶつかる。このあたりから雪が飛ばされ、下の氷が現れてきて、シールが効きにくい。滑って落ちるようなところではないが、歩きにくいのでクトーをつけた。仙台勢はがんばってシールで登って行ったが、クトーをつけないのは何故かなと思った。樹林限界を越え、風が強く視界も利かない、上からガリガリ音をたててスキーヤーが下りてくる、先に登った清渓小屋のパーティーだろうか。やがて前方に小さな小屋が現れる、刈田岳避難小屋だ。スキーを外して中に入り、石油ストーブをつけてホッと一息。ここまで来れば刈田岳に登ったも同然ということで、後はここから下りることにする。凍った斜面をガリガリ滑り、間もなくで新雪の斜面に入る。底があって軽い雪なのでスイスイ回る、気持ちがいいところだが、それもわずかでエコーラインに出て後は道路を滑って、連絡道路に入り、そのまま聖山平の山小屋に戻ってきた。入って軽く昼飯、後片付けをして小屋を後にする。澄川のスキー場、ホテルの駐車場まで下りはほんの一息だった。ここで宮沢、志村両氏と別れ、東野車の3人はペンション飛鳥へ。露天風呂に入れてもらって、そばを食べて解散。あとは一人、帰宅の途へ、3連休最終日で東北道はあちこちで渋滞、新百合到着は23時だった。長距離の往復で刈田岳だけというのは効率が悪いが、宮城蔵王は初めてだし、聖山平の山想会の小屋にも一度泊まりたかったので、これはこれでいいだろう。