ＴＵＳＡＣ秋の山行は志賀高原の岩菅山、その前に秋山郷に入り、鳥甲山に登ろうと計画したが、天気が悪く鳥甲山は中止、岩菅山のみ登る。
参加者 木邨充宏 益崎健二郎 伊東 毅
高井夫妻
ＴＵＳＡＣ（村田、内田、都留、松下、笠原、賀来、中沢）
9月7日
矢野口駅(10:30)=調布ＩＣ=石打塩沢ＩＣ=秋山郷小赤沢 鳥甲山屋敷登山口下見、楽養館入浴、出口屋泊
今日は秋山郷に入るだけなのでゆっくり出発、東北道を走っていたら高井車を発見、赤城のＳＡで合流する。秋山郷小赤沢の民宿出口屋に着いてから、明日のため屋敷の登山口を見に行く。１５分くらい、近くに駐車場もある。そのあと出口屋でサービス券をもらって近くの日帰り温泉楽養館へ、鉄分が多いのか赤いお湯、暖まる。台風９号が接近中、このころから雨が降り出し、明日は見込みうすだ。出口屋は高井さんたちが苗場スキー登山に使っている宿、先代は熊打ちをやっていたとか、１階の広間に熊の毛皮が何枚もかかっていた。食事は山菜、鹿肉などたっぷり、おいしかった。
9月8日
起床(4:00) 出発(8:10)=屋敷登山口(8:25)=雑魚川林道＝奥志賀林道＝野沢温泉横落Ｐ(10:45)～大湯、熊の手洗湯～蕎麦大茂ん＝高野辰之記念館＝志賀高原一の瀬ホテル玉峰(16:30) 泊
鳥甲山に登って志賀高原に行くため、４時起きしたが、やっぱり雨が降っている。これじゃ仕方ないと思ったけど朝食用におにぎりを作ってもらったので部屋で食べる。この後も雨は降り続き、登山は中止と決定。そうなると時間があるので野沢温泉に回って温泉に入ることにした。屋敷登山口前を通り切明の分岐から雑魚川林道へ、道幅は狭いところもあるが舗装されたいい道だ。そのうち雨はあがり明るくなってきたが山の方は雲の中。奥志賀林道に出て野沢温泉に向かう。途中展望台のようなところから中津川の谷や鳥甲山牧場などが見えるが鳥甲山は雲に隠れている。野沢温泉のスキー場に着いてどんどん下って行くと濃い霧の中に入り、霧を抜けるとまた雨が降っていた。温泉街の中にある横落駐車場に車を置いて高井さんの案内で湯めぐりに出発。街の中に無人の小さな温泉がいくつかあり、いずれも無人無料だが入り口に賽銭箱があるので小銭を入れる。大湯と熊の手洗湯の２箇所に入ったが、お湯の温度が高く水でうめないと入れない。風呂のあとはそば、これも高井さんの案内で大茂んという店。細い路地から路地を歩いたり、温泉街らしい雰囲気があって楽しい。腹ごしらえも出来たので志賀高原に向かうが、まだ時間があるので途中、木邨の提案で高野辰之記念館を見学。ふるさとなど小学唱歌をたくさん作詞した旧豊田村出身の学者、いままで知らなかったが、なかなかいい展示館だった。台風９号は信越地方を直撃するかと思ったが急に南に曲がって静岡や神奈川で大雨、こちらは大したことにならなかった。今夜の宿は志賀高原一の瀬のホテル玉峰、われわれが着いた後、内田さん、都留さん、村田さん、松下さんなど次々に到着。今夜の宿泊客は我々だけ、風呂に入ってすぐ一杯、大勢集まりにぎやかにわいわいがやがや。夕食後も集まって飲んだようだが、木邨、益崎、伊東の３人は早々にダウン、そのまま寝てしまった。
9月9日
起床(5:25) 朝食(6:45) 出発(7:45)=岩菅山登山口(7:55~8:05)～底清水(8:15)～アライタ沢(8:40)～ノッキリ(10:10)～岩菅山(11:00～11:50)～ノッキリ(12:15)～登山口(13:55)=西発哺温泉ホテル入浴＝湯田中そば＝中野ＩＣ＝調布ＩＣ＝矢野口駅解散＝帰宅
朝は雨もあがり、台風一過の好天になった。朝食を食べてすぐ出発、岩菅山登山口に車を停めて林の斜面を登る。すぐ用水路わきの道に合し底清水を通過、アライタ沢を渡り、１７３９ｍの台地に上がる。雨上がりの緑が気持ちいい。都留さんにシラビソとコメツガの違いなどレクチュアを受けながら登っていく。ノッキリという岩菅山直下のコルに出て、その上は樹林帯を抜け潅木と草付きの登り、後ろからトレランの若いパーティー、高校生か大学生か、男女数人ずつが追い抜いていった。都合３ピッチの登りで岩菅山頂上、広く開けていて見晴らしがいい、魚野川対岸の白砂山、佐武流山その向こうに上越の山が重なる。日差しもやわらかく気持ちがいいのでお湯をわかして昼飯、のんびりする。下りは来た道を戻る、２ピッチ。合計５ピッチ、手ごろなハイキングだった。登山口で解散、西発哺温泉ホテルで温泉に入り、高井さんたちとも別れて帰途に。湯田中の近くの道わきにあったそばや（名前失念）こだわり風でなかなかうまかった。久しぶりに参加したＴＵＳＡＣ３８年組を中心とした山行、にぎやかで楽しい。鳥甲山に登れなかったのは残念だが、秋山郷もいいところだし、また次回としよう。
