1205 乗鞍新人歓迎山行

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1205 乗鞍新人歓迎山行

参加者  内田 博(OB) 伊東 毅(OB) 藤原和敏(OB) 岸 元士(OB) 田中淳一(OBガイド) 津田啓仁(1年) 土井崇史(1年) 中島主税(1年) 陳 立俊(1年)

5月12日 新百合ヶ丘出発(7:00)=塩尻北IC=山形村イオン買い出し=鈴蘭=VSA集合(13:00) VSA整備後一之瀬散策

TUSAC新人歓迎山行は二転三転したが装備も何もない新人たちなので、何もいらないVSA、うまくいけば大雪原を散策、ということで乗鞍に落ち着く。新人4人、OB5人参加。新人たちは藤原和が引率してJR,松電、バスで、内田、田中は単独、伊東は岸と2人、途中山形村のイオンで食料買い出し。乗鞍のいがやで内田と合流、鈴蘭小屋で鍵を借り、薪をもらってVSAへ。列車組と田中はすでに着いていた。小屋を開けて薪を運び込み、倉庫から机、椅子を運び、ストーブに火をつけ、水を汲んで、一段落したところで、新人4人を内田、藤原が引率して一之瀬散策へ。伊東らは夕食の準備、ここで伊東が事前に買ってあった鶏肉と肉団子を自宅の冷蔵庫に忘れてきたことに気がつく。なんということだ、またしてもやってしまった。ここへきて一段と物忘れがひどくなった、まったく情けない。ちゃんこ鍋の肉は豚肉だけになってしまったが、ないものはない、しかたない、他の食材を切ったりして準備。人数が多いので鍋は2つ、ストーブとイワタニコンロを使う。新人たちが戻ってきたところで本格的に夕食準備、作りながら一杯だが、未成年がいるから、あまりすすまない。ストーブの周りではたはたの干物やウインナソ-セージを焼いたりしたのをつまみ、メインはちゃんこ鍋、豚肉だけだがまずまずいい味になった。大量に作ったが若い人が多いのであらかた消化した。新人4人は奥の寝室、OBはストーブの周りに布団を敷いて寝た。夜は満天の星、毛布を1枚省略したら明け方寒かった。


5月13日起床(5:00) VSA発(7:00)=三本滝(7:30)~肩の小屋(10:45~11:15)~三本滝(12:35)=VSA 撤収=鈴蘭湯けむり館=帰京

朝は餅入りラーメン、薄切り餅はラーメンを盛り付けてから乗せるのでちょうどいい軟らかさになる。移動高がやってきて雲一つなし、絶好の天気になった。位ヶ原山荘までバスが走っているが、スキーヤー・ボーダーで満員で、東大ヒュッテ前で待ってても乗れないだろう、ということで三本滝まで車で行ってスキーコースを歩いて登ることにした。かもしかゲレンデは半分以上地面が出ているが、その上は雪がたっぷり。気温が高く雪が軟らかいのでキックステップをするまでもない。ツアーコースを登って行くに従い、反対側の中央アルプス南アルプス八ヶ岳がきれいに見えてくる。富士山だけはかすみのせいか姿が見えない。やがて穂高や槍も見えてきて豪華な展望になった。新人たちは元気だ、田中、岸と一緒にどんどん先行、ロートルOBは後ろからゆっくり。屋根板に上がっても風がない、右手からバスで来たスキーヤーらが続々上がってくる。バス道が屋根板を横切るところを過ぎて岩が出ているところでひと休み、もうこの辺でいいかな、と思ったが田中が肩まで行きましょうと言うので、さらに30分、大勢のスキーヤーでにぎわう肩の小屋まで登る。剣ヶ峰はすぐそこに見えるが、この先はアイゼンもない新人には登れない。ここまで登れただけでも幸運ということだ。それにしても、そよとも吹かない、陽射したっぷりで暖かい、こんな乗鞍は初めてだ。昼飯を食べて下り、緩傾斜の屋根板では雪がゆるんで時々もぐる。傾斜がきつくなっても軟らかいからどうってことないが、初めての新人には下りキックステップでのバランスに慣れないものもいた。無事三本滝に戻り、VSAの掃除、片付けをして鈴蘭に下り、湯けむり館の温泉につかる。このころになってようやく山にうす雲がかかってきたが、今回は実に天気に恵まれた。新人と引率の藤和を新島々の駅に送り、徳兵衛でそばを食べて車組も解散、それぞれ帰途に。好天に恵まれた日曜の夕方、中央道は混んでいた。新人歓迎山行としては天気に恵まれ、上々の首尾、真っ白な乗鞍の峰々、豪華な展望、広大な雪原を歩いて新人たちはどう思ったか、山の魅力を感じてくれればいいのだが。