1206  谷川岳マチガ沢雪上訓練

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1206  谷川岳マチガ沢雪上訓練


参加者
OB 内田 博 伊東 毅 大谷尚史 益崎健二郎 岸 元士 田中淳一
1年 金山慎介 塚本宇信 津田啓仁 土井崇史 中島主税 
ガイド 森 鉄彌

6月2日
駒場出発(7:15)=三芳PA(8:05~8:20)=赤城高原SA(9:35~9:55)=土合駅(10:40~10:50)=マチガ沢出合着、天幕設営(11:05~12:15)~マチガ沢雪渓下端(12:50~12:55)~昼食(13:27~13:42)~S字雪渓雪上訓練(14:00~16:15)~帰幕(16:41)

 6時半駒場集合、1年生は4人が部室宿泊したが、池ノ上に住む津田が寝坊して遅刻。内田、伊東の車に益崎、岸と新人5人合わせて9人、荷物もありぎりぎり一杯になった。井の頭通りから環七、目白通りで関越、三芳PAで大谷と合流、これで少しゆったり出来る。土曜の朝だが特に渋滞もなく順調に走り、赤城高原で休憩のあと水上ICから土合駅へ。ガイドの森さんと合流、マチガ沢の出合に向かう。この道は登山指導センターのゲートが5月末に開いたばかり、7月にはマイカー規制となる。というわけで6月は狙い目、同時に観光客も多い。マチガ沢に着くと田中が待っていたが駐車スペースはほぼ満杯、マチガ沢雪渓でスキー大会をやっているのも混雑に拍車をかけているようだ。車を路側に置いてキャンプ場を見に行くと、丁度下り口に4~5台停まれる場所があったのでそちらに移動。このキャンプ場はもうどこも管理していないようで水場もトイレも荒れ果てているが天幕を張る場所だけはある。新調の6人天と4人天、それに伊東の4~5人天を張り、6人天の上にブルーシートで屋根を作る。設営終了後、雪上訓練のためマチガ沢雪渓へ出発。巌剛新道から雪渓に出るとすぐそこでスキー大会をやっている。スラロームのポールが並んでいるが丁度昼休みで、休んでいるスキーヤーの前を抜けてS字雪渓に入ったところ、右岸草付きで我々も昼食休憩、スキーをやるくらいだから雪はたっぷりあるが、このへんは傾斜がゆるい。どこまで登ればいいかと思ったが、S字の真ん中あたりで、最初にピッケルストップの練習をするには手ごろな雪面があったので、今日はここでやることにする。まずは塹壕堀り、ザイルを張って安全確保した上で最初にアイゼン歩行、次にピッケルストップ、みんな初めてだからなかなかうまくいかない。それでも天気がいいから助かる。2時間ほどの練習で終わりの方はなんとなく様になってきた。今日の訓練はそれで終り、天幕に帰って夕食の準備、ブルーシートの屋根もあり、テントの外なので普通のキャンプ、夏山生活技術の習得にはならなかったが、まあいいだろう。ぼちぼちやっていくしかない。献立はカレー、汁気が多いが味はよかった。あとは3つのテントに5人、4人、3人と別れて就寝。

6月3日
起床(4:45)出発(7:00)~マチガ沢S字雪渓・雪上訓練(7:42~11:35)~二の沢アイゼン歩行訓練(12:09~14:00)~S字雪渓、最終訓練(14:20~14:50)~帰幕撤収(15:20~15:45)=湯檜曽温泉湯の陣(16:30~17:10)=水上IC=赤城高原SA夕食(18:00~18:20)=駒場・解散(21:30)

 夜来の大雨に今日は雨中の訓練かと思われたが、朝になって雨はあがり、まずまずの天気になった。朝食は雑煮、一年生のメニューはなかなか面白い。テントを撤収してマチガ沢へ。昨日と同じS字雪渓でザイルワークの訓練、スタッカットでの確保、緩い雪渓上だが基礎練習にはいい。昼食後はもう少し急なところということで二の沢まで登り、アイゼン歩行訓練、ここは丁度いい傾斜だ。最後にもう一度S字雪渓に戻りピッケルストップのおさらい、新人たちも大分雪に慣れて、上手く止まれるようになった。訓練はこれにて終了、下山後は森さんに教えられた湯檜曽手前のホテル湯の陣で入浴、豪華ホテルだったのが倒産して大衆向けに変身したそうだが入浴料1000円は高い。赤城高原サービスエリアで夕食をとったあと、田中は上信越道経由で大阪へ、あとは駒場に戻って解散。昔は穂高の涸沢や岳沢で1週間もやっていたが、今は授業をさぼって山へ行くなど考えられない時代、土日を利用しての雪上訓練だったが、天気に恵まれ、まずまずの成果だったのではないか。マチガ沢は手近でいいところ、これからも使える。