1301乗鞍スキー講習

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乗鞍スキー講習

日時 2013年1月12~14日

場所 乗鞍高原スキー場 

参加者 津田、土井、泉(1年)、
      木邨(講師OB)、伊東、大谷、益崎、岸(OB)

行動記録 
 
1月12日(土) 
冬山合宿でスキーを使わなかったので、1年生のスキー技術訓練。ほとんどがスキーの経験なしということだったので、まずはゲレンデで基礎練習をすることにした。用具はOBに呼びかけてスキー板、靴、ストックなど寄贈してもらい、何とか間に合った。場所は乗鞍の休暇村ゲレンデ、宿はVSA、5人の1年のうち、塚本と金山が冬山で足を痛めて参加出来ず、生徒は3人だけとなった。12日朝分倍河原駅に集合、内田さんに車を提供してもらい、岸、益崎が運転、伊東の車と2台で出発。3連休で道路渋滞、笹子トンネルの対面通行で時間がかかり、いつもより2時間近く遅れて塩尻北ICを出て、山形村イオンで買い出し、鈴蘭に着いたが雪が多く、稔さんはブルで除雪に追われていた。雪のせいか時間が遅くなったせいかメープルは休業、ゲレンデ入口の食堂でなんとか昼食。予定ではこの日も少し練習してからVSAに行くことにしていたのだが、遅くなってしまったので練習は取りやめ、休暇村の駐車場から直にVSAへ向かう。1年生と岸はスキーを車に置いて山靴で歩き、他のOB4人はスキーにシール。大ザックに食料を詰め込んだ1年生たちはバス道の間は快調に進んだが、夜泣きから林道に入ったとたんひざまでのラッセル、ピッチが落ちる。苦戦するツボ足組を尻目にOBスキー組が先行してVSA着。川の水は出ていたので水汲みの足場を作り、ストーブを燃やす。煙突のつなぎが悪くまたまた煙が漏れ、タールが滴り落ちる。少し調整して暫くしたら煙が少なくなり、タールも落ちなくなったが、どうも具合が悪い。薪は風のチムニーの主人が大量に寄付してくれた立派な薪が倉庫にびっしり、これは素晴らしい。そのうち、1年生の誰かがベランダ側の雨戸を開けると何と明るい外光が入ってきた。外側の雪囲いの板が全くセットされていない。雪はもう屋根の近くまで積もって、もう除雪することは出来ない。今のところガラス戸は無事だが、これはどうしたことか、秋の入寮者が板のセットを忘れたのだろうか、帰って運動会に報告することにする。一方、台所のプロパンは使えるし、他は問題なく、いつものVSA生活が始まる。大谷が1年生のためにステーキを焼き、OBたちはストーブで豚しゃぶ、つまみはいろいろ、酒はビール、ワイン、紹興酒、日本酒、ウィスキー、大谷特製のドライマテニーも。ところが飲み始めてすぐ、津田君が椅子から転げ落ちてしまった。目はあけて意識はあるが具合が悪そうだ。軽い急性アルコール中毒だろうか、しばらくそのまま横になって休む。アルコールに合わない体質かも知れないし、ラッセルの疲れなど体調のせいかも知れない。気の毒だがたいしたことはなさそうなので、他のみんなはたっぷり飲んで食べて、TUSAC LIEDを歌って盛り上がる。全部で8人なので全員ストーブの周りに布団を敷いて寝た。火の番は泉君が担当、夜中も薪を入れて火が落ちることもなかった。

1月13日(日)
今日もまずまず、いい天気、朝食の餅入りラーメンを食べて、スキー講習のため休暇村まで下りる。1年生と岸、大谷は昨日の林道からバス道を、スキーのOB3人は孫市原を通る正規ルート。休暇村で1年生もスキーをはいて、いよいよ練習。休暇村ゲレンデの最下部、ロープを張ってスキーヤーが入らない斜面、ちびっ子ゾーンとでもいうところで基本練習。木邨講師に従って、プルーク、斜滑降、横滑り、ボーゲン、少し経験があるのが津田、泉、全く初めてが土井。まあ、みんな大差ない、でも足腰が強いからすぐ滑れるようになる。リフト乗り場の下のレストランで昼食、午後はリフトを使って練習しながら、ゲレンデを滑り下りる。2本目はリフトを2段乗り継いでかもしかゲレンデの下へ出て、VSAへのツアーコースを下りることになる。まあ傾斜はゆるいし難しいコースではないが一応林間で踏み固められたゲレンデではない。ゆっくり滑ればなんとかなるだろうと先導、雪は良くも悪くもないがやや重く回りにくいが、みんななんとかついて来る。それぞれ1~2回、転んだり、木に抱きついたりしたようだが、全員無事VSAまで滑り着いた。昔のスキー合宿でいきなり滑らされたのよりはましだろうが、みんな若くて足腰がいいからどうにかなる、ということかな。VSA2晩目、1年生は豚の生姜焼き、OBはキムチ鍋、夜から雪が降りだし、暖かい夜だった。

1月14日(祝)
やや湿った雪が降り続いて積雪が増える。片づけをして出発、全員で孫市原経由バス停へ、最後の斜面はやや左に捲いて下りる。休暇村ゲレンデに着いて今日は最初からリフトを使って練習、みんなどんどんうまくなる。スキーの性能もあるかも知れないがプルークボーゲンかシュテムボーゲンか、なんとなく回って滑って行く。雪が降って視界が悪いので他のスキーヤー、ボーダーに気を使うが、一番ゆるいコースでファミリーが中心、飛ばしてくるのはそれほど多くないので助かる。2本滑って今回の講習は終了した。短い講習だったが、全員上達著しく、スキーが楽しくなったのはいいことだ。雪は降り続いて練習している間にも30cmほど積もって、駐車場から出にくいほどだった。鈴蘭小屋に下りて風呂に入れてもらったが、たかし君が、この雪で上高地線のあちこちで雪崩が起きて不通になっているという。また中央道も雪のため不通だそうで、これはでは帰れない、鈴蘭小屋に1泊かと思ったが、1年生がバイトの関係で帰らないとまずいというので、困ったことになった。そのうち、上高地線は開通したということなので、なんとか新島々まで出れば電車で帰れるので、ともかく鈴蘭を出発する。道は走れるが結構な積雪で除雪が追いつかない。前川渡から上高地線に入るとあちこちで渋滞、交互通行のところが多い。道の駅風穴の里の付近で雪崩があったということだったが、それらしいところは気がつかなかった。多分一時的な降雪で小規模なのが起きたのだろう。時間がかかって日が暮れてしまったがなんとか新島々駅に到着、ここで1年生3人は電車に乗り換えて帰京。OB5人は中央道不通ではどうしようもないので、松本付近でどこか宿を探すことにしたが、それなら浅間温泉に泊まってみたいということで、駅の電話帳で探した玉の湯というところに電話したら部屋はあいているということなので、そこに決定。1年生と別れて松本市内を抜け、一路浅間温泉に。暗くて最初分かりにくかったが、玉の湯は近代的な立派なホテルだった。でも中は和風の作りで部屋は12畳に8畳の2間続き、まずは温泉、無色透明のやわらかいお湯だった。夕食はもうコース料理はないということだったが、和風前菜のバイキングがあり、つまみとしてはこれで十分、熱燗で一杯やりながら一品料理、鯉の煮つけを頼んだが、やわらかく、臭みは全くなく、これが鯉かと思うほど上品な味だった。最後は手打ちそば、いや結構な夕食だった。

1月15日(火)
雪はやんでまぶしい晴れの朝となった。中央道は依然不通、ところが長野道、上信越道、関越道はチェーン規制はあるものの不通区間なく通れるという。それなら北回りで帰れる、一時は一般道をノロノロ走るのかと絶望的な気分だったが、ともかくホッとした。朝風呂入って、うまい朝食を食べて、ゆっくり出発。玉の湯はサービスもよく、なかなかの宿だった。2食、熱燗10本(?)つきで1万4000円ほどだから値段も高くない。浅間温泉にはもう芸者はいないそうで、大先輩たちの夢の跡をしのべなかったのは残念だが、大雪のおかげで思わぬ拾い物をした気分だった。松本ICから北上、チェーン規制だが路面には全く雪はない、ほぼ通常通り走って、更埴JCTから上信越道に入り、横川SAで昼食、関越から圏央道経由で府中本町へ。内田さんにフォレスターを返却、木邨、大谷、益崎は電車、岸と新百合ヶ丘へ、無事帰宅した。