1302 本社ヶ丸北面

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1302 本社ヶ丸北面

参加者  伊東 毅   岸 元士   土井崇文   根本開人

2月24日 府中本町集合・出発(6:30~6:40)=大月IC=笹子駅裏穴沢林道登山口(8:25)~庭洞山(9:20~9:35)~角研山(10:55~11:10)~本社ヶ丸(12:40~13:20)~221鉄塔(14:10~14:35)~820m(15:20~15:30)~登山口(16:00)

三ツ峠の北側にある本社ヶ丸は標高1630m、そこそこの高さがあるのだが清八峠からの道はアプローチが長そうでいまいち気乗りがしなかった。ただ笹子駅近くの北側の尾根、庭洞山から角研山への尾根と1541m峰から北に伸びる尾根を結べば面白そうな周回ルートになりそうだと以前から機会を待っていたところ、現役1年生がどこか行きたいという希望があったので、この季節なら雪もあって良さそう、ということで実現した。参加者は1年の土井にこの時期に入部希望してきた根本、それにOBの岸の4人。まず新百合郵便局角で岸君を拾い、府中本町駅で2人の1年生を乗せて、国立府中から大月まで、道路はすいていて順調。大月から20号、笹子駅の手前で左、穴沢林道に入る。積雪はほとんどないが路面は凍って轍が出来ている。最初行き過ぎて穴沢(地図にはカラ沢)を登りかけたところでUターン、通行止めの看板のあるところに本社ヶ丸登山口の小さな道標があった。丁度公園のようになっていて車も停められる。ここの標高は680m、上の方は雪があるかも知れないとアイゼンとワカンを持って行く。道標があるくらいだからこの尾根には道がある。登る人もあるようで雪に足跡があり、踏んだ跡が凍っていてよく滑る。なるべく踏み跡を外して登るが、下りはアイゼンが欲しいかも知れない。1ピッチ強で角研山、1000.6mの三角点がある。休んでいるとあとから年輩のおじさんが登ってきて、この三角点を掘り出して写真を撮っていた。1000mちょうどの三角点は珍しいのでわざわざ撮りに来たのだそうだ。この上は黒野田林道を横切り、30号送電鉄塔を過ぎ、角研山の手前がやや急な登り。雪は少しずつ増えてきたが靴が埋まるほどではない。左に鶴ヶ鳥屋山を見送って本社ヶ丸への稜線に入る。ブナやくぬぎなどの落葉樹で見晴らしがいい、すぐそこに三ツ峠のマイクロウエーブの鉄塔、富士山が大きい。北側には滝子山、お坊山、笹子雁ヶ腹摺山が見えるが、南アルプスは乱雲の中。それにしても風が強い、それも異常に冷たい風、尾根の南側に入ると風がやんでほっとする。1ピッチ半で本社ヶ丸東峰、この先に高いところが見えないので頂上かと思って腰を下ろしたが、あとから地図を見ると頂上はほんの少し西にある。まあ、高さは違わないし、ここを頂上としようと昼休憩。尾根の南側、陽だまりの斜面でお湯を沸かしスープを作った。帰りは少し戻って1541m峰から北へ、最初広い尾根で分かりにくいが少し下りると尾根らしくなる。この尾根は雪がたっぷり、誰も通っていない。時々ズボッと膝くらいまで潜るので、ここを登ったらワカンの出番があったかも知れない。逆に踏まれてないので氷はなく滑らないのでアイゼンは不要。221号鉄塔でひと休み、黒野田林道にはまっすぐ行くと石垣に阻まれる、右側に道があった。右手穴沢側はヒノキの人工林、左は落葉樹林の尾根、51号鉄塔の先、右手に穴沢の丸木橋が見えたので、そこを渡るが対岸は伐採跡で道が見えない。適当に登って穴沢林道に出た。そこから車のある登山口まではわずかな距離だったが凍っているので怖い道だった。登り4ピッチ強、下り2ピッチ半、手ごろな周回コースだったが、寒風にやられて膝に痛みが出た。サポーターなり、保温の手当てをぬかったのは失敗だった。この風と寒気で八ヶ岳の横岳で遭難があった、それほど異常な寒さだった、このくらいの山で良かった。