1303 乗鞍(雪の集い前後)

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1303 乗鞍(雪の集い前後)

参加者  益崎健二郎   荒川一郎   伊東 毅

2月28日 矢野口(6:35)=調布(6:50)=調布IC=松本IC=鈴蘭小屋(11:20)~鳥居尾根ゲレンデトップ(12:00)~摩利支天(12:40~13:10)~冷泉小屋(14:05~14:25)~位ヶ原山荘(14:50)

恒例のTUSAC乗鞍雪の集い、その前に今年は位ヶ原山荘に泊まり、乗鞍東面で遊んだあとVSAにも一泊しようというもの。位ヶ原の参加者は3名、昼に鳥居尾根ゲレンデを発ち、鳥居尾根を3ピッチ、2時間50分で登った。入山日の例として快晴の上天気、でも肝心の明日が日本海低気圧で下り坂、はたしていつまでもつか。位ヶ原山荘の宿泊者は我々だけ、六辻さんとゆっくり話し、こたつでビール、ワイン、夕食に燗酒。

3月1日 位ヶ原山荘(8:00)~冷泉下トラバース開始(8:15)~かもしかゲレンデ(9:20)~VSA

案の定低気圧接近で風が強い、稜線は雲か雪かはっきり見えない。これでは登っても途中で追い返されるのは必至、VSAの前で雨に降られるのもご免なので、最初から下ることにする。ルートはかねてから気になっていた冷泉からかもしかゲレンデに出るトラバース。
冷泉小屋下、バス道3つ目のカーブから沢(小大野川)に下りたが、もう少し上から下りた方がよかった。というのは下り立った対岸の斜面がやや急で、少し上なら緩傾斜の台地に上がれたはずだから。ともあれその斜面をトラバースして行く。シールは着けず、少しずつ下りながら、そのうちやや傾斜のゆるい台地にあがり、いくつか沢を横切って、かもしかゲレンデのリフトに到達した。最上部のリフト下り場のすぐ下、まずまずのルート、登りなら問題ない、距離は鳥居尾根の3分の1、標高差は100m少ない。ルートを探しながら下りで1時間20分、登りは2時間で行くだろう。位ヶ原山荘への最短ルートになると思う。ゲレンデは好天続きでガリガリの雪、面白くないので早々にVSAに向かうが、三本滝からのツアーコースも固い雪で滑りにくい。VSAに着くと大雪で入口がほとんど埋まり、辛うじて入口のドアが斜めに開いて人が一人やっと通れる状態、これは今朝大谷が開けてくれたものだろう。その手前は60cmくらい積もって増築のドアは埋まり、ストーブの煙突は屋根からはみ出した雪に包まれている。ベランダ側の屋根の雪は下に落ちた雪とつながって、このままだと屋根がつぶされる惧れがある。ということで何はともあれ除雪作業、3人でせっせと雪かき、1時間ほどで入口の通路を確保、増築のドアも開き、煙突も掘り出し、ベランダ側の雪のつながりも切断した。続いて水穴掘り、荒川、益崎が例年より1m近く掘り下げて水を確保した。水を汲んでストーブに火をつけるとまたまた煙が煙突から漏れて小屋内に充満、継ぎ目からタールが垂れる。継ぎ目にアルミホイルを巻きガムテープで押さえると煙の漏れはほとんどなくなった。本当は耐熱アルミテープがあるとよかったのだが、ないものはない、代用作戦である。ちょっと心配だったが余り熱くならないようなので、この試みは成功のようだ。この頃から雪が降りだした、湿っぽい雪だ。遅くなって大谷、フジクニ、稲垣、金山がやってくる。さらに遅れてみぞれの中を内田(正)が到着、全員8人がそろった。さあ酒盛り、ワイン、ドライマテニー、日本酒、ビールなど、大谷夫人のスペアリブなどつまみ沢山、夕食は金山にステーキ、OBにはサバのワイン煮など、大谷シェフが腕を振るう。話し、歌で就寝は22時。

3月2日
大谷と稲垣はVSAツアーの接待のため残り、内田は一之瀬探訪、フジクニ、益崎、荒川、伊東、金山は鈴蘭に向かう。風強く地吹雪状態、昨日の雨の跡が凍ってガリガリの雪、スキー初めての金山にスキーをはかせたが歩くのもままならない、これでは通常の孫市原ルートは無理、水場の沢の窪みが越えられないだろう。Uターンして裏の林道に向かう。まっ平ならなんとかなる、林道に入ってもこいで行く分には大丈夫、少しでも下りで滑りだすともうダメ、すぐ転ぶがすぐ立ちあがる、体力は十分。何とか休暇村に到着したが大幅に時間がかかった。休暇村のリフトは止まっていたが、橋を渡ったやまぼうしリフトは動いている。この日金山は高井さんのコーチを受けるため三本滝レストランに10時までに行かなければならないが既に過ぎている。高井さんに連絡をとり、益崎についてもらい、リフトを乗り継いで三本滝に向かわせる。残り3人はゲレンデを滑り鈴蘭小屋へ。不用品を置いてすぐ引き返し、三本滝へ。三本滝レストランで内田さんらと合流、昼食後、VSAツアー。悪雪を想定していたがうっすら乗った新雪のため意外に滑りやすかった。VSAで大谷、稲垣の接待を受け、ツアーは解散。片付けをしてVSAを後に鈴蘭へ、風呂入って、宴会で盛り上がる。

3月3日
かもしかゲレンデトップ(9:20)~ツアーコース森林限界(11:10~11:20)~屋根板トラバース点(11:50~1210)~大学尾根2300m昼食(12:30~13:00)~前川林道(15:40)~休暇村(16:10)

大学尾根ツアー 参加者 村田、高井夫人、堀越、荒川、内田(正)伊東
風弱く、高層雲が広がるもほぼ一日晴れ、かもしかリフトトップを9時20分出発、最初の急坂で荒川のシールが効かず、難渋、もう10年以上使っているとのこと、毛が擦り切れたのだろう。屋根板手前で和泉パーティーが追い抜いて行った。屋根板のトラバース点を12時10分、ここで想定より約30分遅れ。大学尾根上部はしまり雪だが快適、だがパーティー内に技掚不足のメンバーがいたため下降に時間がかかる。大学尾根は長く、下に行くほど樹林が濃く、雪も悪くなるため、転ぶと消耗が激しく一層時間がかかった。想定より約2時間遅れ、前川林道に下りたのは15時40分。心配して休暇村まで迎えに来てくれた内田さん、高井さんの車で鈴蘭に戻る。大学尾根のようなルートではスキー技術の差が大きく出る。メンバーの力を的確に評価、判断すべきところに甘さがあったリーダーのミスであった。