1711 竜ヶ岳

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

1711 竜ヶ岳

参加者  木邨光宏  伊東 毅  伊東 龍

11月28日晴れ
矢野口駅(6:45)=府中IC=河口湖IC=本栖湖キャンプ場入口P(8:45)~登山口(9:15)
~1130mP(9:55~10:05)~石仏(10:30~10:40)~竜ヶ岳(11:30~12:10)~本栖湖駐車場(14:00)=本栖湖一周=河口湖IC=府中IC=矢野口駅解散

 富士山を眺める低山ハイキング、石割山か竜ヶ岳か、名前に因んで愚息(龍)を誘ったら行くと言うので竜ヶ岳になった。本栖湖の南の1486m、標高差600m弱、ちょうど手頃か。東京は雲が厚く雨もよいだったが、山梨に入ると快晴の青空、富士山も見えてくる。本栖湖の湖畔道路沿い、広い駐車場から、古ぼけたバンガローの立ち並ぶキャンプ場を抜けて登山口へ。最初やや急な登り、背後に本栖湖、その向こうに雪の山が見えてきた。南ア、白峰三山。200mちょっと登って1130m小ピーク、ベンチがあり、富士山が目の前に大きく、目指す竜ヶ岳の稜線も見えている。富士五湖の周りの山は植林がなく、天然の広葉樹林。今は葉を落として見通しがいいが、それでも写真を撮るには邪魔をする。1220m、木立ちが切れた広場に展望台と石仏がある。木はなくなったが尾根の右側はクマザサが生い茂り展望はない。左側は開けて富士山と広い裾野が見下ろせるのだが、どこかで工事か作業の工作機械の大きな音が聞こえて興ざめ。笹の間の道は日が当たるので霜融けでぐちゃぐちゃ状態、滑るし、靴やズボンの裾が汚れるし、で歩きにくい。これが標高差300m余り続く。登るうちに南寄りの風が強くなり、富士山と雨ヶ岳が雲に隠れた。竜ヶ岳に雲がかからないようにと念じながら登って行くと、傾斜がなくなり、丈の高いクマザサに囲まれた頂上広場に飛び出した。着いたときは日が陰っていたが、西側の空は青く、白い雪の山が並んでいる。南アの峰々、鳳凰から北岳間ノ岳、農鳥、塩見、悪沢、荒川、赤石、聖と3000m峰がズラリ、圧巻の眺めだ。仙丈が北岳の陰、甲斐駒も鳳凰の陰で見えないがそれ以外は全部見える。こんな大展望に恵まれるとは思っていなかったので感激した、この山を選んで良かった。風が強いのでクマザサの蔭に腰を下ろして昼食、テルモスのお湯でおにぎりを飲み込む。下りは石仏への道はぬかるみがひどいので、途中から左へ本栖湖畔に下りる道に入る。こちらは北斜面で日が当たらないので霜融けがない。急斜面だがジグザグを切って道を整備してあるので歩きやすい。2ピッチ弱で湖畔、駐車場に戻ってきた。天気がまたよくなってきたので本栖湖を一周、北岸から竜ヶ岳の山容がシルエットになって見え、となりに白銀の富士山と絵葉書のような景色。天気に恵まれ、幸運に恵まれ、幸せなハイキングだった。