1806鎌倉番場ヶ谷

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1806鎌倉番場ヶ谷

鎌倉ハイキング、朝比奈切通から秘境番場ヶ谷遡行

参加者
木邨光宏  大谷尚史  伊東 毅
 
6月1日
 金沢八景駅10:30バス=朝比奈(11:00)~熊野神社入口(11:20)~朝夷奈切通頂上(11:35)~
十二所神社下(12:00)~吉沢川入り(12:10)~最後の二股(13:35~13:45)~天園縦走路(14:00)
~永福寺跡(14:58~15:00)~雪ノ下タクシー=稲村ケ崎温泉

 大谷の足首骨折全快、軽いハイキング、木邨提案の鎌倉の秘境番場ヶ谷へ。新百合8:54の快速急行湘南台、地下鉄ブルーラインで上大岡、京急金沢八景、駅前工事でゴチャゴチャしている中、京急バス乗り場で3人集合。鎌倉行きのバス、朝比奈で下車。すぐ車道を離れ、高速横横線の下をくぐって朝比奈切通への道に入る。(朝比奈は正しくは朝夷奈と書くらしいが、ワード上面倒なので以後朝比奈で通す)両側、垂直に切り立つ岩の間の道、幅は4~5m、切通の高さは5m以上か、鎌倉時代と言えば800年も昔、機械もなく人の手で切ったのだから大変だったろう。岩は苔むし、上は木が生い茂って緑に包まれ、小鳥の声が聞こえる。路面は岩盤のようだが、土砂流出防止の青いビニールの土嚢が並べられているのがつや消し、史跡歩きの興をそぐ。朝が早く、腹が空いたので熊野神社の分岐で一休み、おにぎりを一つ食べる。ここからが本格的な切通、少し登ると切通の頂上、朝比奈峠、櫓があり、仏様の浮彫がある。横須賀市鎌倉市の境で、この先は下り、青い土嚢はなくなり、岩の道の上を水が流れている。岩の色も少し変わったようだ。下から小さな子どもを連れたお母さんの一群が登ってきた。子どもは2~3歳?幼稚園に上がる前ぐらい、小さな長靴をはいて元気に登る子ども、中には泣いている子も。次から次と現れる、山の会とか言っていたが詳しいことは分からない。あんな小さな子どもでもお母さんが一緒ならどこでも、まったく不安を感じることはないのだ、と当たり前だが感心してしまった。やがて切通入口の標識、鑪ヶ谷の住宅が現れて十二所神社の下のバス道に出る。吉沢川の手前を折れて、しばらく住宅街を歩くと、どんづまりに沢に入る踏み跡があった。ここから番場ヶ谷の始まり、沢沿いに明瞭な踏み跡が続いており、時々沢の中を歩いたりしながら登って行く。細いが水は流れており、たまに深い淵があったり、倒木が邪魔したりするので、踏み跡に戻る。ほかに人はいない、自然林の緑に包まれて鎌倉の秘境というにふさわしい。いくつか沢が分かれるが、大平山、天園の頂上を目指してつめて行き、最後の二股で休憩、昼飯の2をとる。いい天気でやぶ蚊もいない、マムシもいない、ウグイスやホトトギスなど野鳥の声はするがシカやサルの気配はない。この二股の上にちょっとしたナメがある。この辺の山は三浦層群とか、上の堆積土の下に水を通さない岩盤があるのだそうで、ここのナメも朝比奈切通も獅子舞の谷も同じだそうだ(木邨の受け売り)。ここまで地図の水線通りに登ってきて最後はまた踏み跡をたどって天園の縦走路に出た。大平山の頂上はすぐだが、どうせ人だらけだから、このまま獅子舞の谷へ下る。ここは8年半前、2009年12月、鎌倉アルプスの下りで通ったところ、あの時は中沢がいたのだ。モミジの木が多く、秋は大賑わいだそうだ。谷の出口のゴルジュの流れで靴を洗い、永福寺(二階堂)跡の史跡で一休み、整備されて公園のようになっている。鎌倉の住宅街を歩いて、雪ノ下でタクシーを拾い、稲村ケ崎日帰り温泉へ、1500円と高いが、前に行った材木座の銭湯は定休日、鎌倉には他に風呂屋がないので仕方がない。でも新しくきれいでよかった。モール泉とか?弱アルカリ、つるっとする。同じ建物にイタリアンレストランがあるので、そこで打ち上げ、ピザやカルパッチョ、サラダ、パスタなど。七里ガ浜の海岸が目の前、江ノ島も見えて景色はよかったが、シラスのパスタにシラスを入れ忘れて出されたのには驚いた。帰りは七里ガ浜の駅で2人と別れ、江ノ電で藤沢、小田急の急行。
鎌倉の裏山なんだけど、朝比奈の切通も番場ヶ谷もよかった。歩いたのは3時間ちょっと、ちょうどよい、さわやかな天気で暑くもなく寒くもなくラッキーだった。木邨ガイドに感謝。