0804富士山二ツ塚周辺

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0804富士山二ツ塚周辺

参加者  木邨充宏   伊東 毅

4月12日
新百合ヶ丘発=宮前平駅(7:00)=川崎IC(7:10)=富士スカイライン須山胎内口(9:15)~御胎内祠(9:35)~
幕岩下(10:20)~幕岩上沢シール装着(11:00)~2260m最高到達点(12:35)~沢の上縁(13:00)~
滑走開始(13:05)~二ツ塚下(13:25~13:55)~幕岩上スキー終了(14:05)~須山胎内口(14:50)=帰宅

残雪のいいシーズンだが腰痛を抱えて無理できないので、日帰りで行ける富士山の裾野に行ってみる。予報では天気がいいはずだが御殿場から登り始めるとガスで演習場のあたりは視界が50mほど。御殿場口への道はまだ閉鎖中、ここから歩いてもいいが、どうせ最初雪がないなら樹林帯の方が雰囲気がいいだろうという木邨の言にしたがって、富士スカイラインを少し西に行った須山口の御胎内下山道というところから登ることにする。木邨はフリートレックに山靴だが、こちらはそういう便利なものを持っていないのでハボックをザックにつけ、兼用靴をゆるゆるにして歩く。このへんでは霧もなくまずまずの天気、大きなぶなをまじえた樹林帯、御胎内祠は小さな風穴の名残りみたいなところ、ぼつぼつ雪が現れてくる。幕岩下の分岐まで1ピッチ強、幕岩を越えた沢まで行くとようやく雪がつながっているので、そこでスキーをはいた。右手前方に二ツ塚、正面には宝永火口の縁らしきものがガスの合間に見える。その一段下まで、雪の斜面が広がっているので、とりあえず、そこを目指して登り、帰りに二ツ塚を登ろうということにする。数日前に新雪があったようで雪面はきれいだ。大きな斜面で目標が見えているのだが、なかなか近づかない。二ツ塚の高さを越え、さらに登る。雪は沢状に凹んだところに厚く、風の当たる尾根状のところは露出している。シュカブラが融けたような凸凹が増えてきて、ようやく目標点に達した。この上はちょっと地形が変わるのか雪が少なく、火山灰(礫?)が露出している。標高は2260m、宝永山より大分下だがまあ、こんなところでいいだろう。この左に大きく窪んだ火口のようなところがあるので見に行ってみたが、火口ではなく第3火口の北側の深い沢の源頭部分だった。またもとの雪面に戻り、シールを外して滑降開始、ザラメではないが軟らかく滑りやすい、ところどころシュカブラがあるので、そこにスキーが刺さらないように気をつける。写真を撮りながらでも下りは早い、二ツ塚の下まで下りて休憩、昼食、湯を沸かしてスープを作る。さて、二ツ塚に登る積りだったが、ガスでよく見えないし、いい時間になってきたので、もうやめてこのまま下ることにする。浅い沢状の斜面を下り、幕岩の上でスキーはおしまい、あとはかついで樹林帯の道を下った。ここは自宅から2時間ちょっと、手軽に雪山が楽しめる。もう少し早い時期なら下からスキーをはけそうだし、宝永山ぐらいまでなら、シールで登れそうだ。もちろん雪の状態によってはピッケルとアイゼンになるだろう。他に余り人がいないので静かなのもいい。1日しかない時の穴場と言える。