0108剣岳三ノ窓

 

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参加者 浜野 宏明  伊東 毅 片岡ひとみ

8/2 東京発(8:56) あさひ311 越後湯沢(10:18~10:30) はくたか6号 魚津(12:10~12:44)
宇奈月温泉(13:14~14:14) 欅平(15:36) 猿飛山荘泊

大宮から新幹線、魚津駅前で昼食、トロッコ列車は観光客で満席状態、日差しが強く暑かった。欅平の猿飛山荘は1泊12500円、温泉はいいがちょっと高い。駅前の広場にビバークした方が賢明かと思う。


8/3 欅平発(5:00)~尾根上(5:30)~志合谷(7:00)~折尾谷(8:20)~阿曽原(10:00~11:00)

      ~仙人谷雪渓(12:15)~仙人湯(13:15)~雪渓トンネル(15:10)~仙人池ヒュッテ(16:00)

行程が長いので1時間早く出発、尾根上、蜆谷 トンネルでもビバーク可能。志合谷のトンネルは真っ暗、ライト必携。阿曽原まで5時間、昼飯。仙人谷は雪渓が断続し、夏道と雪渓をつないで登っていく。天気がいいので暑く、水を盛んに飲んだ。仙人湯は小屋の前に露天風呂、入ったら気持ち良さそうだった。 11時間かけて仙人池着最後はさすがにばてた。仙人池ヒュッテには人間ドキュメントの取材クルーが入っていた。


8/4 仙人池ヒュッテ(5:55)~二股(7:15)~三ノ窓雪渓2000m(8:50)~2500m(10:30)

~三ノ窓(12:30~13:30)~池ノ谷乗越(14:10)~ビバーク(16:30)

前線接近で東風、剣の稜線は雲の中、朝焼けの 裏剣は見られなかった。二股で浜野さんと合流、三ノ窓雪渓は結構固く、スプーンカットを拾って登る。登るに連れ濃いガスの中に入り、チンネも何も見えない。上部滝の部分で雪渓がやせてスノーブリッジに。危険なのでザイル出して右側を高 捲き。その上も視界がなく雪渓を登りすぎてチンネの根元と覚しきところへ出てしまったので右へトラバース、ようやく三ノ窓に出た。ここで雨が強くなり、雷も加わる。浜野さんが岩小屋を見つけたので急遽避難、1時間土砂降りと雷鳴、実にタイミングよく助かった。昼食後小降りとなったので出発、池ノ谷ガリーを登り、稜線へ。ガスの中、ルート探しに苦しむ。今日中に早月小屋まで行く予定だったが、長次郎の頭付近でどうにも道が分からなくなったので、やむを得ずビバーク。幅1.5m余りの平らな岩場にツェルトを張った。夜半まで雨降ったり止んだり、その後晴れて満月が出た。


8/5 ビバーク地点(時間不明~剣岳本峰~2600m峰~早月小屋馬場島

      富山 観音湯 空港着 ANA888 羽田

3000mの稜線はさすがに寒い、時々コンロで暖をとりながら朝を待つ。4時に出発しようと思ったが、岩場なので明るくなるまで待たされ、4時半出発。周囲が見えればなんのことはないが長次郎のコルへ出るところがちょっと分かりにくい。快晴の本峰を越え、早月尾根を下る。長い下りだが飛行機の時間もあり、バテバテになりながら馬場島へ急ぐ。タクシーで富山、片岡さんは空港へ、あと二人は風呂入って魚食べて1便遅らせて帰京。濃霧とはいえ、ルート、自位置が分からなくなるとは思わなかった。学生時代の記憶なんてあてにならない。ちょっと情けない。