0710袈裟丸山・ねぎキャンプ偵察

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0710袈裟丸山・ねぎキャンプ偵察

参加者  益崎健二郎   伊東 毅

10月23日
矢野口駅北口(6:35)=入間IC(7:40)=伊勢崎IC(8:40)=折場登山口(10:00~10:30)~賽の河原(11:20)
~小丸山(12:10)~避難小屋のコル昼食(12:20~ 12:45)~袈裟丸山(13:20~13:30)~
ロボット雨量計(14:30)~折場登山口(15:30) 幕営

ねぎキャンプの候補地偵察を兼ねて上州渡良瀬川の奥へ、前々から気になっていた袈裟丸山を目指す。いつもの府中本町ではなく、矢野口駅集合。南武線が高架になって駅前がすっきりしたので待ち合わせをしやすくなったのと、ここからだと調布ICに入れて時間も効率的になる。伊勢崎から122号、草木ダムまで結構かかる。沢入から林道小中西山線、折場登山口へ。あずまやがあり、トイレ、水場があり、駐車場は平らで20台くらいはとめられる。幕営にも好適だがさすがに焚き火は出来ない。林道は先まで伸びているのだが災害のため通行止めになっていた。身支度して出発、やや急な階段状の登りから左に笹原が開けて袈裟丸山が姿を現す。笹の緑と紅葉が映える。ここはヤシオツツジの名所だということで、ツツジの木が赤く色づき、楓もまじっていい感じだ。天気はいいがかすみがかかって眺望はいまいち、南に赤城がぼんやり見えるだけ。程なく稜線に出て左へ行くと木で組んだ展望台に続いて賽の河原、積み重ねた石が並ぶ中にお地蔵さんが一体、塔ノ沢からの道が右から合流する。賽の河原は何となく気が滅入る雰囲気なのでその先の樹林で休憩、キジを打って体調を整える。ここから小丸山まではゆるやかな上り下り、広葉樹と笹の中の道、ところどころ樹林が開けたり、高原のようなところもあってなかなかいい。小丸山で尾根は左に曲がり、、北に皇海と鋸山、庚申山が見えるが、その先の日光白根や男体はかすんでいる。小丸山を下るとかまぼこ型の小さな避難小屋、その先の陽だまりで昼食。おにぎり2個とりんごを半分ずつ。そこから暫く行くと最後の急斜面、200mほど林の中を登るとゆるやかな笹原が現れ、間もなく袈裟丸山の頂上に着いた。ここは正しくは前袈裟丸山、この先に後袈裟、奥袈裟とあって奥袈裟が最高峰なのだが、前袈裟に一等三角点があり、眺望が良く下からも手前に大きく見えるところから、ここを袈裟丸山と称しているようだ。後袈裟へ行く道は荒れていて通行禁止と書いてあったが行けないことはないだろう。頂上で記念写真を撮って引き返す。下りは笹の下に隠れている木の根に気をつけながら、どんどん飛ばす。2ピッチで登山口に着いた。今夜はここに泊る。車とあずまやの間に3~4人天を張り、さらにフレームを3本にしたツエルトも試しに張ってみる。フレームがずれないように粘着テープでツエルトに貼り付けたらなかなかいい。またツエルトは換気が悪く結露しやすいのが問題なので、前後の上2ヶ所、後ろの下1箇所のベンチレーターにクリアファイルで作った円筒をかませ、通気口がつぶれないようにしてみた。風が強く寒いので天幕の中で食事、今日はイタリアン、あらかじめ切ってきた野菜、レタス・セロリ・きうり・トマト・にんじんにツナ缶をあえてマヨネーズサラダ、これにカマンベールチーズ、焼豚、レーズンパンで前菜、さらにスパゲティーに明太子をあえる。ワインを1本、2人でちょうどいい。焼酎はお湯割り1杯で終わった。今日は十三夜、左側がかけた月が登り、星も見える。下界の街の灯も見える。山の中で鹿がしきりに鳴いていた。

10月24日
折場登山口=小中西山林道=松木沢=稲荷川=東大芦川=帰京

昨夜は天幕に益崎、ツエルトに伊東が寝たがツエルトは寒かった。シュラフを2枚、シュラフカバーも使ったのだが。冷え込みもあったが2~3度というところ、換気が良すぎたせいかな。結露はうっすら程度で効果はあったようだが、こう寒いとは。ツエルトはもう少し暖かい季節に使うべきか。朝飯はラーメン、やはり切ってタッパーに入れてきた野菜や肉で野菜炒めを作りラーメンに入れた。さて今日はねぎキャンプ候補地の偵察、まず小中西山林道の沿線、塔ノ沢への分岐点の上、地図の800mから900mにかけての緩傾斜帯。林道をゆっくり下りていく、杉の植林に入って薄暗くなってあまり雰囲気が良くないなと思ったが、1箇所絶好のプラッツを発見した。林道から30mくらい下りた小沢のすぐ横、1張りすぐ張れそうな平地と少し整地すればさらに2~3張り張れる。水は近いし、薪はふんだんにある。車は林道脇に3台分くらいのスペースがあり、荷物運びも楽だ。周りは杉の植林で少し暗いが夜は関係ないだろう。問題はここから登れる山が袈裟丸山くらいしかないということだ。今回益崎と伊東は登ったばかりなので、ひと月足らずでまた登るというのも気が進まない。ということでここはひとまずおいて次は松木沢、足尾の町を抜け、渡良瀬川本流の松木沢と仁田元川、久蔵川出合の銅親水公園へ。情報通りダムの先にゲート、ダンプは入って行くが一般車は入れない、キャンプするにはここから少なくとも1ピッチくらいは歩かなければならない。ここはNGだ。次は日光稲荷川、足尾に戻り122号を日足トンネルで日光に出る。稲荷川は暴れ川らしく広い河原に大きな石がゴロゴロしている。滝尾神社の横から林道を登って何箇所か見たがいいところはなかった。テントを張れる平地が少ないし、あっても水がない、本流までは広い河原を横切らなければならない。薪もない。林道はダンプが往来し、まだ里に近く山の中という感じがしない。むしろ対岸の林の中の方が良さそうに見えたので行ってみたが道がなかった。というわけでここも却下。最後は大芦川、その前に昼飯、今市の報徳庵でそば、ここは3回目か、味はまずまず。合席の夫婦が粟野の大越路のそばがいいと言っていたので帰りによってみることにした。さて大芦川は今市から山を越えて小来川温泉、もうひと山越えて入る。東大芦川の林道も長い、大滝の展望台の先日光沢と本沢の出合に大芦渓谷ヒュッテがあった。無人だが、囲炉裏のある土間があり、なかなかきれいな小屋だ。テントプラッツは小屋の裏、一段下がったところ、整地したのか平でそばに焚き火のあともある。3張りくらい張れるだろう。水はすぐ下に本沢が流れている。薪はあまり豊富ではないが、ここも杉林があって、枝払いした杉の枝が落ちているのでこれを拾い集めればなんとかなりそうだ。天気が悪ければ小屋が使えると言うのは心強いが、逆に他の利用者が来るかも知れないのが問題ではある。ここから登る山はどこがあるのか不詳だが薬師岳とか地蔵岳などがありそうだ。ということで、一長一短あるが、ここは使える。どうするかは帰って相談ということにして、今回はここまで、帰りはここから近い古峰神社に参拝、山を越えて粟野川に出て日帰り温泉つつじの湯交流館で汗を流す。露天風呂も広くなかなかいい、700円。最後に昼に聞いた大越路そばへ、店の場所は分かったが残念ながら腹がすいていない。無理して食べるのも何なので、そばは次回ということにして、あとは栃木インターから東北道で帰った。