1505 乗鞍春スキー

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1505 乗鞍春スキー

参加者  木邨光宏  伊東 毅

5月13日 矢野口駅(6:40)=府中IC=松本IC=三本滝駐車場(11:30~12:05)=バス=
位ヶ原山荘(13:05)~鶴ヶ沢2650m(14:20~14:30)~位ヶ原山荘(15:00)(泊)

 今シーズン最後のスキー、どこも雪解けが早い中で何とかなりそうな乗鞍、位の小屋に泊まって、東面をあちこち歩こうというプラン。台風の影響で出発を1日遅らせたら、いい天気になったので、談合坂で弁当仕入れて三本滝直行。バスで位ヶ原山荘、荷物を軽くして鶴ヶ沢へ。雪はたっぷりだが雨溝がひどい、登りでも歩きにくいくらい。1ピッチちょっと登ったが風が強いので2650mあたりで、引き返す。下りは案の定、雪溝で滑りにくい、まるで波乗りのようだ。相客に雷鳥研究の中村先生と助手、NHKのPDの3人、雷鳥の巣を探してカメラをセットしたいと這い松の中を歩き回っているそうだ。温暖化でキツネによる被害が増えているそうで気懸りだ。16時過ぎからワインをやりだしたが、夕食は18時なので、飲み過ぎになりそうで一旦中断。夕食には日本酒を1合つけたが食欲がない。

5月14日 位ヶ原山荘発(8:20)~鶴ヶ沢コル(9:45~10:00)~大黒岳(10:10~10:50)~鶴ヶ沢コル(11:10~11:15)~富士見沢コル(11:30)~コロナ観測所(12:10~12:25)~富士見沢コル(12:40~13:30)~大黒南東尾根(14:00)~桔梗ヶ原入口(14:45~15:00)~位ヶ原山荘(15:30)

 夜中吹いていた風も弱まり、ほぼ快晴のいい天気。今回はクトー、アイゼンを省略したので、早朝の堅い雪を敬遠、ゆっくり出発する。鶴ヶ沢を登ってコルへ、予想通り稜線は雪がない。鶴ヶ池の向こうに畳平のバスターミナル、15日から岐阜側のスカイラインが開通するということで車が行き来、人の姿もちらほら。スキーはデポ、歩きにくい兼用靴でまず大黒岳を往復、標高差は50mちょい、だが風が強くて寒い。頂上には風除けのシェルターのようなのがあって、助かった。北に穂高、槍をはじめ北アルプスの大展望、その手前には烏帽子、四ツ岳など北乗鞍の山、硫黄岳、金山岩、十石山へと続く稜線も。雪があれば十石山までは行けそう見えるが、果たしてどうかな。戻ってスキーを担ぎ、富士見岳の西側を捲く遊歩道を歩いて富士見沢のコルにスキーをデポ、その先の摩利支天に向かう。車が通れる道、摩利支天頂上にはコロナ観測所があるが、無人で中には入れない。目の下に肩の小屋、そして剣ヶ峰、肩からの尾根には雪がない、スキーヤーたちは朝日岳の先へ伸びる雪渓を登っている。戻って富士見岳コル手前で昼飯のあと富士見岳に登る。赤い岩のピーク、眼下に畳平、対面に恵比須岳、不動岳とか溶岩火口丘やカルデラ湖がいくつもあって、乗鞍は大火山だと実感させられる。富士見岳コルに戻って雪の上でスキーをつけていたら、岐阜県のパトロールが来て、そこは滑走禁止ですと注意を受ける。でも今回は大目に見ますと許してくれた。スカイライン開通前に遊歩道などの点検をしてたらしい。富士見沢を滑るのは初めて、上部はやや急だが、右側が少しなるいので、そちらから滑走開始、上の方は雨溝もそれほど深くなく快適に滑れる。途中から鶴ヶ沢を横断、大黒東尾根から桔梗が原の方へ行ってみる。大黒の東斜面は広い、ほぼ1ピッチで桔梗が原から北の稜線が見通せるところまで。こちらからなら大黒を登らないでショートカット出来る。雪がたっぷりある時期、挑戦する機会があるだろうかと思いながら引き返した。小屋に戻ったら、中村先生ら3人は下山していて、泊まりは我々だけになった。ひと休みして、生ビール、そのままワインと夕食、疲れて眠る。

5月15日 位ヶ原山荘(8:32)=バス=三本滝=竜島温泉=唐沢そば集落=塩尻北IC=府中IC=矢野口駅解散

 日がさしているが風が出て、屋根板の上は厚いガスがかかっている。今日もスキーヤー、ボーダーがたくさん上がって来たが上の方はどうだろうか。我々も雪があれば三本滝まで滑るところだが、林間もブッシュが出て雪面は落ちた枝や葉で覆われている。ツアーコースもかもしかゲレンデとその上の坂に雪がないので歩かなければならない。もう十分歩いたので一番のバスで下りることにする。湯けむり館はまだあいてなかったので、島々宿の先の竜島温泉に行ってみる。露天もあってなかなかいい、お湯は透明、アルカリ泉。昼は山形村唐沢そば集落の水舎、粗挽きそば、なかなかうまかった。
 今回は乗鞍の中で行ったことのない山に登ったり、滑ったり、なかなか面白い充実した山だった。