0306櫛形山 

0306櫛形山

  甲府盆地の西、和櫛のようなまるい山、アヤメの群生地で知られる

参加者  益崎健二郎   塚田玲子   伊東 毅

6月14日
新百合ヶ丘発=府中本町駅(6:40)=国立府中IC(7:00)=白根IC(8:30)=見晴台(9:15)~水場分岐(10:25)~
アヤメ平(10:55)~裸山(11:30)~裸山分岐(11:40~12:40)~櫛形山(13:05)~アヤメ平(14:10)~見晴台(15:30)
=まほらの湯=甲府南IC=帰京

梅雨時なので降られてもいい山ということで、櫛形山にした。全体に樹林に覆われ、ところどころに草原があって、花とくにアヤメの群生で有名。7月のアヤメの時期は大賑わいということだが、この時期はそれほどではない。中央道双葉から新しく出来た中部横断道の白根ICに出て櫛形町の登山口に向かう。林道が発達していて色んなルートがあるが、櫛形山林道の見晴平から北尾根コースにした。新緑の落葉樹林のよく整備された登山道からアヤメ平に出る。アヤメは草丈30cmこの広さに一杯に咲いたら見事だろう。ズミの花が見ごろ、他にも小さな花がいろいろ咲いている。アヤメ平から山頂にかけては針葉樹・落葉樹まざった樹林帯で大きな木が多い。特に落葉松の大木、太い根元から3本も4本も幹が伸びているのが珍しい。この他だけかんばの巨木も目につき、根元には真っ青な羊歯の群落が広がっていて、目にあざやか。気持ちのいい林が続いて裸山の部分だけが、その名の通り木が途切れ草の斜面になって、そこにまた色々な花が咲いている。花の百名山の看板が立っていたが、なるほどとうなずける。登山者の中には、立派な三脚を背負った人が目立つ。あちこちでカメラを構える人もいて写真を撮りに来る人が多いようだ。裸山から雲の間に北岳が見えた。南西方向にも残雪をつけた荒川らしい山が見えたが周りが見えないので確定できない。裸山の上は団体のおばさんたちに占拠されていたので、麓の木陰で昼食。ここから櫛形山山頂までもうっそうとした原生林、昼までもっていた天気も、この辺からぽつぽつ降り出し、次第に本降りになった。樹林帯なので傘で十分、塚田さんは傘を忘れてそのまま歩いていたが、それで居られるくらいだった。全体にどうってこともない山だが、新緑と花の癒し系の山かな。帰り、北尾根から平成峡というのに寄ってみたが、これは全くたいしたことはなかった。山を下りて増穂町のまほらの湯という町営温泉で雨と汗を流して帰った。