1708夏 鉄驪荘合宿

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1708夏 鉄驪荘合宿

 今年の夏山は大谷が足首骨折のリハビリ、内田が肺手術予後、伊東が非逆流性食道炎のため、例年のテント山行はやめ、鉄驪荘に合宿、近くの軽いハイキングということに。

参加者  木邨光宏  益崎健二郎  大谷尚史  内田正明  片岡ひとみ
  矢倉亜希子  伊東 毅

8月10日
 伊東車(木邨・益崎) 矢野口駅(7:00)=韮崎IC=甘利山=鉄驪荘=きらら買い出し
  大谷車(内田)    東京駅 (10:00)=長坂IC=きらら=鉄驪荘

台風5号の大雨で中央道岩殿トンネル付近通行止めという情報で一部下道迂回を覚悟で行ったが、高速上何の表示もなく現場を通過、どうやら朝までに復旧したよう。帰省ラッシュの渋滞もなく、至ってスムーズに韮崎IC、釜無川を渡って甘利山登山口まで標高差1300mを車で急登、グリーンロッジ手前の広い駐車場に着いた。すでに1640m、甘利山頂上はおよそ1740m、100mの登り。つつじ苑という山小屋(?)の左、鹿よけ柵の扉から山道に入る。天気は関東はヤマセで雨っぽい曇りだったが甲府盆地は明るい曇り、だんだん雲がとれて山の霧も上がって行く。道の両側はハクサンフウロカワラナデシココオニユリ、ワレモコウ、コオリンカ、タマガワホトトギスツリガネニンジンシモツケなどのお花畑、甘利山はレンゲツツジで有名で、今は花がないが頂上付近はツツジの株がいっぱい、ズミの木も多く、6月ごろは綺麗だろう。もっとも、そのころは人がいっぱいであの広い駐車場が満杯かも知れない。今日は人もまばら、頂上で昼食、下りは汁垂という方を回って、駐車場に戻った。再び急な道をふもとまで下りて、そのまま一般道、日野春駅経由で鉄驪荘へ。着いたら思いがけず浜野さんの奥様がいて、地元の業者が何やら作業中。浜野さんがなくなってから人が来ないので、キツツキが外壁に穴をあけてしまったのだそうで、ニスの塗り直しなどしていたらしい。おかげで鉄驪荘の使い方、細かいところまで教えてもらうことが出来た。
一方大谷車は出発が遅くなったため、渋滞に巻き込まれ、到着が遅れることが予想されたので、先にきららへ買い出しに行く。大谷のエッセン計画とリストにそって買い物を始めていたところに大谷、内田が到着、5人であれやこれや買う。バーベキュー用の肉は値段を気にせず、美味そうなのを選んだ。
鉄驪荘に戻って、浜野夫人の帰宅を見送って、バーベキューの道具を出す。蚊取り線香を大量につけて用意を始めたが、西日があたっていて暑く、火をつける気がしない。ぐずぐずしていて、日が陰ったころ木炭に火をつけたが、全体に炭の量が足りなかった。金網2つで肉や野菜を焼く、みんなはビールと安納芋焼酎など、黒毛和牛の最高級肉(きららの)はやわらかくおいしい。でも一人ビールも飲まないので、何となく満足感がない、焼きそばを作るのも面倒で今日は炭水化物なしですませてしまった。
下の部屋に木邨と二人、他の3人は2階、益さんのいびきが下までひびく。

8月11日 
木邨帰京 朝7時前、日野春駅へ送り。
 朝食は卵かけご飯など、4人で鉢伏山、高ボッチ方面へ。長坂から塩尻IC、崖温泉から林道を上がって稜線のスカイライン、まず鉢伏山へ。朝、途中で昼飯を買うのを忘れてしまったが、鉢伏山荘で聞いたらスパゲティーが出来るというので、それを食べてから鉢伏山往復。大谷は自重して小屋で待機。小屋から鉢伏山頂上は標高差90m、20分あまり。小屋に着いたときはガスっていたが、今日もまた天気回復、日も差してきた。草原の中の道、ここもハクサンフウロカワラナデシココオニユリなどお花畑。頂上のちょっと先にコンクリートの展望台があって、北アルプスなど高い山は残念ながら雲の中だったが、松本・塩尻の街、諏訪湖、美ヶ原などが見えた。下り若山牧水夫妻の歌碑があったが、残念ながら素養なき身にはよくわからない。山荘前の駐車場に戻って、今度はスカイラインを南下、高ボッチ高原の駐車場、高ボッチ山へは標高差20m、簡単に往復、ここもお花畑、ヤナギランが多かった。さらに南下、塩尻峠に出て岡谷、下諏訪を抜けて上諏訪温泉片倉館の千人風呂で汗を流す。さっぱりしたところで諏訪大社春宮参拝、御柱が2本立っていた。岡谷に戻り清水屋川魚店、16時に予約しておいた蒲焼き、特上2,300円を5人前受け取る。岡谷ICから長坂経由、17時過ぎ鉄驪荘帰着。片岡は時間調節しながら18時到着、今日はうなぎがメインディッシュ、関西風のこってりした味、一人当たり大きなのが3切れずつ、みんなはビールから片岡持参のゆず酒、炭酸で割ったのが好評、つまみもいろいろあるし、うなぎが進まない。アルコールなしの伊東は早々にごはんにうなぎを乗せてうな丼、こういうのを食べると満足する。ゆっくり話して10時ごろ就寝。

8月12日 
 朝、内田を長坂駅に送る、尾白川渓谷を散策して帰るとのこと。大谷は沈殿。益崎、片岡、伊東の3人は守屋山へ、諏訪ICから杖突峠へ。ところが杖突峠南から入る林道が閉鎖されている。不法投棄が多いのでという理由。この林道の奥のキャンプ場の登山口から登る積りで往復3時間とみていたのに、杖突峠から歩くと往復5時間、予定が狂う、今日は矢倉が16時過ぎに日野春に着くのでその迎えが難しくなる。風呂や買い物の時間もあるので、守屋山はあきらめる。代わりに高遠城でも見学するかとも思ったが、峠の茶屋で聞いたらここから入笠山まで林道があって舗装されているという。守屋山登山口の反対側に入る道に入笠山の標識があるのを益崎が見つけていたので、そこから林道に入ってみる。最初は広いいい道でゴルフ場へのアプローチ道らしい、その先はどうかと思ったが舗装されたいい道が続いている。あまりアップダウンもなくなだらかな高原状の林を塗って、途中千代田湖、池の平とかを通って入笠山牧場の一角に出る。牧場の先しばらくでマナスル山荘のある入笠山登山口の駐車場に着いた。1時間弱だろうか。ここは大勢の人でにぎわっている、小さな子供を連れたファミリーが多い。富士見側から道があるし、パノラマスキー場のゴンドラも動いている。ここは標高1791m、入笠山頂上は1995m、標高差164m、片道30分。登りだしてすぐ左に草原の斜面があってそこがお花畑になっている。昔スキー場があったところだと思う。お花畑は帰りに寄るとしてまずは頂上へ、途中で岩場道とう回路に分かれるが、直登の岩場道、小さなクサリ場があった。樹林を抜けると花が多く、ヤナギラン、クガイソウカワラナデシコシモツケなど、マツムシソウも一輪あった。頂上は木も草もなく石ころの裸山、眺望は今日もない、暑いのでほぼ素通りして、う回路の方を下る。昼飯を食べるプラッツを探しながら、入笠山牧場が望める木陰があったので、そこで休憩。コンビニのおにぎりを食べ、お花畑を通って駐車場に戻る。下りは富士見へ、途中でマイカー規制をやっていた。この山は簡単に登れるから人気があるようで、上の駐車場が広くないので流入規制をやっているのだろう。我々は意図せず杖突峠という反対側から入ったので規制を受けず、ラッキーだったのかも知れない。富士見から高根の湯まで一般道、高根の湯は広く空いていた、800円。きららに回り、今晩のバーベキューの材料を買って、3時過ぎ鉄驪荘に。矢倉は16:08日野春着、今日も5人、毎日メンバーが入れ替わるが、これも鉄驪荘というベースがあるお陰、浜野さんに感謝だ。矢倉は片岡さんとは旧知だが、大谷、益崎とは初対面、でもすぐ和やかにとけこんで、楽しく過ごす。今日はあらかじめ炭を多めに熾しておいて鉄板と金網に分けて、肉と野菜を焼いたので、うまくいって焼きそばもうまかった。

8月13日

朝食後、掃除、片付け、生ごみは大谷が引き受けてくれた。こちらはバーベキュー道具を積み込んで、益崎、矢倉を乗せひと足早く出発、Uターンラッシュが始まる前、すいている中央道を順調に走り、分倍が原駅で解散。

鉄驪荘に3連泊、ほんの軽いハイキングだったが、天候に恵まれ、楽しめた。バーベキュー、岡谷のうなぎ、バーベキュー、と毎日うまいものを食べて楽しい合宿だった。