1007 三ツ峠東尾根

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1007 三ツ峠東尾根

参加者  大谷尚史  益崎健二郎  伊東 毅

7月20日 府中本町駅(7:00)=調布IC=都留IC=三ツ峠グリーンセンター(8:15~8:40)~850m沢から右の尾根へ(9:30~9:40)~1200m尾根(10:30~10:40)~大久保山・昼食(11:40~12:10)~三ツ峠頂上(13:05~13:45)~大久保山南尾根1200m(15:00~15:15)~グリーンセンター(16:45)=ふれあい館入浴=帰京

夏山前の日帰りトレーニング山行、大谷がとにかく歩きたいというので三ツ峠東尾根、標高差1100m、西桂町の三ツ峠グリーンセンターから東尾根の1312mピークに登る沢と尾根のルート、下りは東尾根大久保山1546mから南に伸びる尾根。どちらも踏み跡程度で道はなく多少ヤブこぎがある。梅雨があけて連日猛暑が続く、当日朝になってこの天気なら沢にしとけばよかったと思ったが、時すでに遅し。府中本町に集合して中央道、大月から富士五湖方面に一つ入った都留ICで下りて三ツ峠グリーンセンターへ。昔の達磨石ルートの途中にあり、テニスコートやキャンプ場などを併設した立派な保養施設だ。時間が早く誰もいないので広い駐車場に車を置いて出発。民家や倉庫みたいなところを抜けて一石川という小さな沢沿いの道に入る。夏草が伸びているが道ははっきりしている。樹林の中で沢には細いながら流れがあり、多少涼しいので助かる。沢沿いには道が続いているがそのまま行くとドン詰めには岩場があるらしいので、850m付近で見当をつけて右手の尾根に上がる。赤松の林で多少ヤブがあるが歩きにくくはない。やがて右から小道が現れる、これは尾根の末端から登ってくる道かも知れない。この道を登っていくと錆びた鉄棒が刺してあるところを過ぎ、保安林改良事業などの看板が現れる。1312mピークまで2ピッチで行けず、1200mほどの尾根で休憩。1000mを越えているので下界とは空気が違うが、それでも暑い。汗をかいて水分を補給しながら登り続ける。1312mを過ぎてしばらく行くと左手に岩場が見える、屏風岩というらしい。道は屏風岩の上を通っているらしいが樹林帯なので岩場という感じはしなかった。ゆるゆると登って次は大久保山、樹林の中の頂で標高点は見つからず、南尾根への踏み跡も見つけられなかった。ここまで3ピッチ、昼飯にしたが、休んだとたんに虫がたくさん寄ってきた。小さなハエのような虫で噛みついて血を吸う。虫除けの薬を塗って、ハッカスプレーで防御するが、まとわりついて離れない。そのうちふくらはぎの下がチクリとしたので見たら靴下に穴が空いていて、そこからやられてしまった。血が出て痛がゆい。毛糸の靴下だから大丈夫だと思っていたがまさか穴が空いているとは。それにしても弱点を探して来るものだ。大谷も益崎も少なからずやられたようだ。大久保山から三ツ峠頂上までは長い1ピッチ、道はところどころピンクのテープが付けられたりしているが、倒木をよけたりすると踏み跡が乱れて分かりにくくなる。夏で草が伸びて道形が見にくくなっているのも分かりにくさの一因。尾根は電波塔が立ち並ぶ東峰の端に出るので、電波塔群を回りこんで開運山の頂上へ、平日、暑さもあって先客はひとりだけ。雲が多く富士山は見えない、昔みんなで登った岩場は足もとにあるはずだが見に行く気にもならない。ひと休みしていると次のグループが登ってきたので下りにかかる。もう一度電波塔の裏から東尾根に入る。しばらく下りて行くと左にピンクのテープがあるが、右に顕著な尾根があり踏み跡もあるのでこっちからも行けるのかな、と少し入ってみたがどうやらこれは達磨石の一般道の方へ伸びる尾根だ。登りなおしてもとのピンクのテープに戻り、あらためて東尾根を下る。大久保山に着いて南尾根の入り口はよく分からないが見当つけて尾根らしきところを少し下ると間もなく踏み跡が現れた。結構急な下りで、やがて露岩が積み重なった尾根になり、道ははっきりしないが下り易いところを探して下りていく。露岩と言っても樹林帯なので高度感はない。1200mくらいまで下りて尾根の形がはっきりしたところでひと休み。この尾根も結構長い、踏み跡が薄いのでGPSを見ながら慎重に下るが、下りはちょっとした尾根に入り込みやすく、登りより神経を使う。途中赤松の林で左手が伐採で明るくなったところを過ぎる。左手の沢には仕事道が、右手には達磨石の登山道があるので、どっちかに逃げてもよかったのだが、一応この尾根をトレースしようと下り続ける。830mのまるいピークは左から捲き、最後は山祇神社の奥の小沢に出て、小さな堰堤のところで右に小尾根を乗り越して達磨石登山道に続く車道に出た。神社のすぐ上でグリーンセンターもすぐそこだった。最後は1ピッチ半、やれやれ汗をかいて、ヤブでひっかかれて、虫に食われて、なかなか大変だった。グリーンセンターにはふれあい館という日帰り入浴施設もあり、便利なところだ。入浴料は600円だが16時過ぎなので400円に割引き、お風呂もまずまず、さっぱりして生き返り、冷たいものを飲んで帰途についた。登り4ピッチ下り2ピッチ半、なかなか厳しいルートだった。夏山直前のトレーニングとしては十分だろう。