0411丹沢四町四反の沢

参加者  都留義之   藤原国生   木邨光宏   益崎健二郎   伊東 毅

11月6日
多摩プラザ駅南口(6:05)=都留邸(6:10)=東名青葉IC(6:30)=秦野中井IC(7:10)=塩水橋(7:42)~
キウハ沢出合(8:40)~入渓、遡行(9:05)~四町四反の沢出合(9:58~10:15)~2段滝(10:20~11:10)~
小さな二俣(11:30)~二俣(12:30)~大滝上昼食(13:00~13:30)~最後の滝(14:10)~笹の尾根(14:35)~
靴はきかえ(15:00)~稜線(15:18)~丹沢山(15:35)~リヒトつける(17:10)~本谷橋(17:50~塩水橋(18:12)=帰宅

東丹沢、本谷川キウハ沢の隣の四町四反の沢。RAV4に5人乗って秦野からヤビツ峠を越え、塩水橋へ。林道はさらに伸びているがゲートで止められ、路側に駐車。1時間ほど歩いてキウハ沢の出合着。河原で入渓準備、他に人は見えない。堰堤を5つ越えるとキウハ沢のF1、釜をへつって左から越える。ここで益崎が釜に落ち、早くもずぶぬれになった。続いて3~4mの滝が続いて現れ、なかなかいい感じだ。最後の4mほどの滝だけが登れないので、その前の滝と一緒に右岸を捲く。捲き上がると前方にキウハの大滝、10m弱か直瀑が落ちており、その手前左から四町四反の沢が出合っている。石積みの堰堤を越え、しばらく行くと8m+3mの2段滝、左の凹角が登れるとなっているので近づいてみるとホールドはあるようだ。今回新調したお助け紐を着け、念のため空身になって取り付く、一部ホールドのない部分があったが、何とか登りきる。2段目、右手を登ると10mのお助け紐では足りなくなったのでザイルに切り替え、後続を上げる。最後に懸垂で降りてザックを担いでもう一度登った。5人もいるので時間がかかる。その上も小さな滝がひんぱんに現れるが余り特徴がない。大抵は簡単に越えていくが、時々ヌメヌメの岩で登りにくいところがある。でも全体に大石がごろごろしていて何となくぱっとしない感じもする。小さな二俣を2つ過ぎて、本当の二俣、左の方がやや沢床が低いが、右手は次々に滝がかかって面白そうに見える。最初の1つ2つは登れるが、ちょっとかぶった滝が現れ、ここから左の斜面を高捲く。ちょっと上がったところで斜面をトラバースすればいいと思ったが、落ちると下まで行ってしまうので、上の立木のあるところまで登ってトラバースした。この高捲きでどうやら大滝と言われる滝も合わせて捲いてしまったらしい。沢床に下りてからなお幾つか滝が現れ、何回かザイル・お助け紐を使った。最後の滝も正面は登りにくそうなので左を小さく捲いて滝上に出たところ、後続が来ない。なんと左俣との間の尾根に登っている。どうやら少し手前から取り付いたら間にガレがあり、左へ追い上げられてしまったらしい。そのあと大きくトラバースして、元の沢に戻ってきた。これで滝場は終わり、荒れ果てた感じのガラ場が始まる。左の本流には脆くて悪い涸れ滝があると言うので、ガイドブック通り、右手2番目のルンゼに入ったら簡単に笹のついた尾根に登ることが出来た。ここで遡行終了だが、もう少し急な笹の斜面を登ったところで沢靴を履き替えた。あたりは20cmくらいの丈の短いあわれな姿の笹の原、どうやら鹿が食べてしまったようだ。適当に踏み跡を辿って稜線に出、縦走路を丹沢山へ。山頂でビールで乾杯した。下りは天王寺尾根、秋の日はつるべ落としで、どんどん暗くなる。杉林に入ると足元が見えない。5時10分リヒトをつけた。道がはっきりしているから良かった。真っ暗な中、本谷橋で林道に出た。帰りは宮ヶ瀬回りで厚木に出て、安いラーメン・ギョウザで腹ごしらえして帰った。滝が多く、そこそこ手応えがあり面白い沢だった。お助け紐はなかなか有効だった。