0512荒船・裏妙義(妙義ねぎキャンプ)

参加者  木邨充宏   益崎健二郎   伊東 毅

12月3日
府中本町(6:40)=内山峠(9:30)~艫岩展望台(11:20~11:30)~行塚山(12:00)
~12:40)~内山峠(14:00)=ねぎ調達=中木川河原(15:30)

今年の妙義山ねぎキャンプは参加者3人のみ、ちょっと淋しくなった。出発前日に風邪をひいてどうなるかと思ったが熱もないので出かけることにした。下仁田ICからR254、旧内山峠への道,新車のカーナビが冬季閉鎖と告げている。カーナビ通り市野萱の先から入る道は閉鎖してあったが、さらに254を登って行くと神津牧場の方へ入る道があり、そこから内山峠の旧道に出ることが出来た。峠の手前に3台位、峠の向こうに20台位の駐車スペースがあり、我々は1台もいない手前に停めた。峠からすぐ細い踏み跡が登っているのでそれを登って行ったのだが、まずこれが間違い。荒船山のメイン登山路にしてはいやに貧相な道だと思ったが県境を行っているし、まあいいだろうと思ったのだが、小さな山を一つ越えたところで右から来る立派な道に合流した。正規の道は峠の先の広い駐車場から県境の山すそをトラバってつけてあった。まあ時間的にはそうロスも無く格別問題はなかったが、何となく間の抜けた今回の山行の前兆だったかも知れない。天気はいいが風は冷たい。道に雪が出て周りの木に雪がついたようになり、前方の荒船山の頂上付近は真っ白になっている。風邪気味なのでゆっくり歩く。一杯水をすぎ、頂上の台地に上がると木々の枝に雪なのか霜なのか、エビのシッポがびっしりついてなかなか綺麗である。初冬の淋しい景色を想像して来たので、大もうけしたような気分だ。艫岩の展望台からは浅間と鼻曲が良く見えるが風があたって冷たい。行塚山まで往復、平らな広い高原で山頂とは思えない。内山峠に戻り、幕営地中木河原に向かう。木邨がカセットコンロ用のガスボンベを忘れたので、途中のコンビニに寄ったらイワタニの純正があった。さらに中小阪の直売所でねぎ、しらたき、しいたけ、しめじを買ったが、中木川に着いたところでアルコールを買い忘れたことに気づく。すき焼きの味付け用の日本酒がない、ほかのものはともかく酒を忘れるとは考えられないチョンボである。もたもたしてると日が暮れるのでしかたがない、設営、焚き火、飯作りにかかる。天気続きで薪はカラカラ、豊富にある。すき焼きに益崎の持って来た薩摩白波を入れてみたが、匂いがきつく料理には向かない、しょう油と砂糖だけ。でも肉とねぎで十分食える。焼酎900mlで、そこそこほろ酔い、足りない人もいたようだが8時過ぎお開き。

12月4日
起床(6:00)=国民宿舎発(8:40)~丁須の頭(10:50~11:40)~赤岩トラバース(12:10)~烏帽子岩(12:30)~三方境上昼食(12:50~13:35)~三方境(13:40)~国民宿舎(14:37)=妙義温泉=帰京


ゆっくり寝て6時起床、モンベルの#3のシュラフを2枚重ねたら暖かかった。おじやで簡単に朝食の予定だったが、撤収したら8時半、国民宿舎の駐車場に車を停め、出発。籠り沢沿いの道、ところどころ鎖などある。天気は高曇り、明らかに下り坂でいつまでもつかだ。2ピッチで稜線、間もなく丁須の頭。トンカチのような岩の下のテラスで一休み。その上は垂直の岩に鎖が垂れている。体が振られるので怖いが、話の種にと思い切って挑戦。垂直だがホールドは多い、確保さえすれば鎖にぶら下がらなくても登れそうだ。でも怖いことは怖い。ここから裏妙義の縦走、まず20mのチムニー下り、鎖があるのでさほどのことはない。ブッシュの生えた稜線を行くと赤岩、左側を捲く、鎖場の連続、烏帽子岩も同様、適当に緊張して退屈しない。冷たい風が東側から吹き付けてくる、烏帽子岩を過ぎると岩場はなくなり、普通の山道の下りになる。風の当たらない休み場を探して昼食、ここまで1時間ちょっと。そこを出てすぐ下が三方境の峠だった。この頃から雪が降り出し、どんどん密になり、どんどん積もり出した。中木川までの下り、終わりの紅葉に新雪が乗って綺麗だった。国民宿舎に戻り、車で妙義ふれあいプラザの紅葉の湯に入浴、雪景色の妙義ドライブウェイを通って帰った。高校以来の懸案、荒船山妙義山の一角に登って満足、風邪もたいしたことにならず、出かけて良かった。