0701御坂山塊王岳

  通常ルート往復を避けて西入川~南尾根から登る。

参加者  木邨充宏   伊東 毅

1月8日
府中本町(7:00)=国立IC(7:15)=河口湖IC(8:10)=根場西入川林道(9:00)~西入川(9:35)~
1250m南尾根稜線(10:35)~南尾根1500m(10:50~11:15)~王岳(11:35~12:35)~鍵掛峠(13:35~13:45)
~根場林道(14:35)=帰京

6日に二つ玉通過、その後の冬型で雪山眺望狙い。御坂山塊で登り残している王岳、通常ルートは鍵掛峠からだが、それでは往復になって面白くないので、根場基点に西入川から南尾根に登る周回コース。根場部落内の有料駐車場を避けて西入川の林道を少し入ったところに駐車。林道にはうっすら雪がある。堰堤を幾つか過ぎると二俣、地図で見ると左の南尾根の1428mピーク吉沢岩の右のコルに出る沢が良さそうなので左に入る。Netには道があると書いてあったが積雪のため分かりにくい。林道から階段があったのでそこから斜面に取り付いたが道形はない、、少し探したがよく分からない。道のないところをルートを探していく方が面白いので後は地形を見て登ることにした。吉沢岩から東に出る尾根の北に顕著な沢があるが、その右手の小尾根、少々ヤブがあるが左程のことはない。前々日に降った雪が15~20cm、雨も降ったようで固めになっているのでキックステップで登っていく。1ピッチちょっとで吉沢岩のコルに到着、続いて南尾根の稜線を登る。ここにはかすかながら踏み跡があった。右手北側はスズ竹、左側は潅木帯、まばらなヤブだが茨がうるさい。1500m付近か右手の沢から明瞭な道形が上がってきて、南尾根を登っているところに出た。どうやらこれが西入川からの道らしい、こんなに右手の沢を登っているとは思わなかったので見つけられなかったのも無理はない。程なく主稜線に出て、すぐ右に登ると王岳の頂上だった。三角点の南側は開けて正面に富士山、風が強そうで雲が千切れ飛んでいる。北側には南アルプスや北ア、八つなどが見えるはずなのだが、寒気が抜けていないようで全て雲の中、ここからの雪山展望を楽しみにしてたのに残念。頂上は北側の潅木にさえぎられて風もなく、お日様を浴びて暖かい。この先は鍵掛峠を回って根場まで一般登山道を下りるだけ、お湯を沸かしてゆっくり昼食。縦走路には1人分の足跡、鍵掛峠に向かっている。途中で北から来る3人パーティーと会い、鍵掛峠で単独行に会っただけ、都合4人、静かな山だった。時間も早いので風呂にも入らず、そのまま帰京、中央道は空いていた。雪山眺望はなかったが、ヤブと雪、人のいない、まずはいい山だった。