0701高ボッチ高原


  鉢伏山高ボッチ高原へのルート偵察

参加者  伊東 毅

1月20日
新百合ヶ丘発(7:00)=塩尻IC(10:10)=高ボッチ温泉(10:30~10:50)~林道1300m(11:50)~林道1500m(12:50~12:05)~稜線1610mピーク(13:35~13:50)~高ボッチ温泉(14:30)=鉄驪荘

20~21日と鉄驪荘新年会、その前に気になっていた鉢伏山高ボッチ高原の偵察に行ってみた。1人なのでゆっくり出て行けるところまでの積り、天気は高曇り、塩尻ICから東雲の道、松本平の東側の丘陵で北アの大山脈が一望出来る。崖の湯を過ぎ、高ボッチ温泉のホテル鳴神の前で車止めがあり道路がふさがれていた。簡単な車止めで動かせそうだったが無理することはないと、ここから歩くことにする。ホテル鳴神は玄関で声をかけてみたが誰もいない、こんな季節に客が来ないのか営業していないようだ。このあたりで積雪20cmほど、車止め前の路肩に駐車、スキーを履いて出発。林道は除雪してあるが、路面にもうっすら雪があるのでスキーで歩ける。でも日当たりのいいところでは路面が露出していて、そういうところは道の端に掻き分けた雪の山を拾って歩く。1ピッチ弱登ると道路工事現場、今日は誰もいない、ここまでは除雪してあり、少なくともここまでは車で入れるようだ。この先にも轍があり、しばらく行くと上から4駆が1台下りてきた。地元の作業の車かと思ったが、この車の跡はすぐ上の片丘林道の分岐でUターンしており、何を目的に登っていたのか不明。その先は人の歩いた跡とスキーで登った跡がある。林道だから傾斜は緩く、シールで登るには苦労も何もない。問題は下り、雪が少ないので林道以外はヤブだらけ、おまけにガリガリに固まった雪、下の方は除雪してあるので狭い路肩を滑るしかない。果たして滑って下りられるか問題、下りも歩きになるかも知れない、余り深入りは出来ないと思ったので、今日は稜線までと決める。3ピッチ弱で明るい稜線に到着、無人の小屋があり、高ボッチ高原の碑が立っている。すぐ後ろに小高いピークがあるのでそこまで登る。頂上には東屋のような休憩所があり、遠く北の方に鉢伏山の白いなだらかな頂が見えた。ここからも林道が続いているがあと5km、2~3ピッチはかかりそうだ。西には北アルプスの山波、白馬から穂高、乗鞍まで、東は眼下に諏訪湖があり、その向こうに八ツと甲斐駒、北岳、仙丈、景色は抜群。高曇りでやや霞んでいたのが残念だったが、この景色だけでも値打ちがある、無雪期に車で来ればいいとも言えるが、それではみもふたもない、今日のように誰もいない静かな山がいい。ゆっくりしたいところだが下りが気になるので早々に引き上げ、シールを外す。雪はガリガリのブレーカブル、転んで怪我したら大変なのでゆっくりボーゲンで恐る恐るである。林道に入ると傾斜は緩いが固い雪でスピードが出る、狭くて曲がれないので減速に苦労する。心配した除雪区間に入ると積みあがった雪の上を滑るしかない、ボコボコでガリガリ、半制動で止まり止まり、それでも一度もスキーを脱がずにすんだ。ホテル鳴神の屋根が見えた時は少なからずほっとした。そんな滑りでも下りは早い、登り2時間半を40分で下りた。一応偵察の目的は果たしたかな、それにしても今日の雪は最悪だった。もう20cmは欲しい、状態さえ良ければ景色を合わせて楽しめそうだが、タイミングが難しそうだな。帰りは中山道塩尻峠を越え、岡谷経由下諏訪、諏訪大社にお参りして、上諏訪温泉片倉館500円で一風呂浴びてから鉄驪荘へ