1007 南大菩薩曲り沢ウオーターウオーキング

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1007 南大菩薩曲り沢ウオーターウオーキング

参加者  木邨充宏  伊東 毅

7月9日 矢野口駅(7:00)=調布IC=勝沼IC=曲り沢入り口探し(9:00~9:30)=曲り沢林道終点P(9:40~10:00)~中間石祠付近(10:50~11:00)~奥の二股・昼食(11:55~12:20)~稜線1450m(12:50~13:05)~コンドウ丸(13:25)~曲り沢峠付近(13:35)~林道終点P(14:50)=福祉センター田野の湯=帰京

日帰りトレーニング山行、難しい滝場のないやさしい沢歩きを書いたウオーターウオーキングという本を木邨が見つけ、そこにあった南大菩薩、日川水系の曲り沢に行ってみた。梅雨の最中だが曇り空、とりあえず降っていない。勝沼ICで降りてやまと村、景徳院の先で曲り沢の林道を探すが、これが分かりにくい。最初1本手前の雨沢という沢に入ってしまい、林道はあるが狭く藪がせり出していて、車がやっと通れるという道、しばらく入ってみたがどうも違うようなので引き返し、もう1本先(北)の林道に入る。この入り口に曲り沢峠登山口の標識のある山道があった。こちらの林道も狭い、最初のうちは舗装されていたが、途中でなくなり、藪がかぶって車のボデイをこするいやな道。やがて堰堤の手前で林道は終わり、3台分くらいの駐車スペースがあった。やれやれ着いたかと沢支度をしたが、ここからもややこしい。沢が2本に分かれており、正面右手の堰堤が本流なのか、左手から入る沢が本流なのか、ガイドブックを読んだ木邨は左手の沢が本流だというが、地図には本流に堰堤記号があり、堰堤の左側に道もついている。念のため堰堤の上まで行ってみたが、やはり違うようなので、戻って左側の沢に入り直した。入ってみるとこちらが本流と分かったがGPSを使っても分かりにくいところだった。しばらく左岸の樹林帯を歩いてから沢身に入ったが、流れはゆるやかで滝はひとつもない、時々ちいさなナメが現れるが、全体的には河原歩き。歩きやすそうなところを選んで登っていく、やぶは少ないので楽だが、やや単調だ。右手にピンクのテープがつけられたところがあり、どうやら曲り沢峠への分岐らしい。そこを見送り、出合から1ピッチで休憩、付近に小さな石祠があると思われるが見つからなかった。その上も同じような河原が続き、1ピッチで奥の二股に着いた。ここからは右手の沢に入るが、その前に昼食、おにぎりを2個、のど風邪にやられているので薬なども飲む。二股からはさらに2つ二股があり、いずれも右に入る。水が少なくなり、やがて沢全体が落ち葉でおおわれて源頭近しの感、稜線も見えてきた。この辺でぽつぽつやってきたが、たいしたことはない。最後はやや急な斜面をブッシュにつかまりながら登ると道のある稜線に出た。ここから大谷ヶ丸は近いが雨も降ってきたことでもあり、頂上は割愛、下ることにする。木邨は沢靴から山靴に替えたが伊東は沢靴のまま、ゆるやかな尾根道を歩いてコンドウ丸を越え、その先1300m余りのゆるいピークで曲り沢峠の分岐を探すが見当たらない。地図とGPSでみてもこの辺のはずなのだが、どうも分からない。まあどこでも下れないことはないだろう、地図とGPSで行くことにして、右手の尾根に入る。広い尾根なのでどこでも歩けるが尾根形がはっきりしている方へ下って行くとどうやら北へ寄りすぎたようだ。気持ち修正して左に戻していくが樹林帯でGPSが衛星をロストしてしまい、正確な自位置がつかめなくなる。あとは地形を見ながら下りやすそうなところを下りていく。やがて水の流れる沢に出るとそこに道があった。これが曲り沢峠の道らしい、縦走路からどこで分かれてきたものか、とりあえずこれで道探しはなくなった。さらに下りていくと曲り沢本流、登りに見たピンクの標識のある地点に出た。この下も左岸に道がついている。地図には右岸に道が書いてあるが、つけかえたのだろうか。ところがこの左岸の道に入ってしばらくするとやや登り加減になって沢身から大きく離れてしまう。これはもしかすると林道入り口で見た山道に出てしまうのかも知れない、そうなると林道を車のあるところまで戻らなければならなくなる。そう思ってもう一度Uターン、先ほどの本流の河原まで戻った。右岸を見るとそちらにも道形がある。これが地図にある道か、でもズタズタに切れて荒れている。しばらくついていったがちょっとした岩場で途切れて分からなくなったので、あとは河原や近くの林の中を適当に歩いて出発点の堰堤のある二股に帰ってきた。ところがここにまた曲り沢峠への道の分岐と標識があった。さっきUターンした道をそのまま行けばここに出たのかも知れない。それにしてもどうもよく分からないことが多い山だ。車に戻って靴を替えて田野温泉へ、村の福祉センターの風呂を開放しているようだが立派な施設だ。16時で営業が終わってしまうので、これまでは間に合わず、日川のさらに上流にある天目山ふれあいセンターに行っていたのだが、今回は早めに下りたので初めて入れたと言うわけ。帰りは国道20号の笹子トンネルを抜けて大月から中央道、ゆっくり帰った。やさしい沢登り、ウオーターウオーキング、気軽に楽しめ、夏は涼しくていいが今日の沢はやや単調だった。やさしい滝がいくつかあってもいいと思ったがぜいたく言ってはきりがない。