0504雨飾山 

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参加者  木邨充宏   藤原国生   益崎健二郎   片岡ひとみ   伊東 毅

4月2日
府中本町(7:00)=小谷温泉(11:30)=栃ノ樹荘前(12:25)~林道分岐(13:00~13:45)~1352mピーク(14:15~15:30)
~栃ノ樹荘前(16:05)=小谷温泉(16:30)   山田旅館泊

RAV4に5人乗って出発。渋滞もなく順調、天気は晴れているのだが霞がかって山は良く見えない。小谷温泉山田旅館にチェックイン後、足慣らしに出発。今年は栃ノ樹荘まで道が開いているので20分くらい短縮、湯峠に行く林道を雨飾山への道との分岐まで行って昼飯。そのあと林道から湯峠東の1352mの小ピークに登り、頂上の雪庇を利用してスノーバーの支持力テストを行う。雨飾山頂上直下の雪稜、雪壁での確保用に今回初めて購入、使ったことがないので、どのくらい効くのか試してみた。水気が多く軟らかい雪で、簡単に刺さる。ザイルをつけてぶらさがってみたが、角度次第でかなりの支持力がある。特に回りの雪を踏み固めるとしっかりするが、角度が悪いとすっぽり抜ける。使い方に注意が必要だ。宿に戻ると車が一杯でお客が増えている。晩飯の時、となりの部屋に日本山岳会の団体が入り、その中に高井さん夫妻がいた。またまた偶然、アルパインスキークラブの会合だそうで、今日は大渚山に登って来たそうだ。ここの晩飯は品数も多くなかなか美味しい、満腹。明日早いので早めに就寝。

4月3日
起床(4:00) 出発(5:25)=栃ノ樹荘前(5:40)~キャンプ場休憩舎(6:38)~南尾根取り付き(7:20)~大斜面台地(8:15)
雨飾山南尾根(9:10)~スキーデポ(9:30)~P2(10:40)~最高到達点(10:46)~スキーデポ上昼食(11:20~12:13)
~取り付き(12:40)~栃ノ樹荘前(13:30) 帰京

4時起き、おにぎりと味噌汁で朝食。天気は良くない、細かい雨がかすかに降っている。天気予報も良くないので期待できないが、待っていたら時間切れになってしまうので、ともかくも出かける。合羽の上下をつけ、暑いのを我慢して登る。大海川から南尾根の取り付きは、前回より上流、沢の左岸の尾根を登る。こちらも傾斜が急だが雪が軟らかいので何とかなる。1250m付近の台地に出たところで大斜面を横切り右岸の樹林帯に入り、前回のルートに戻る。天気は依然として小雨、少し雨足が強くなったが風はなく行動できない天気ではない。樹林帯を登って南尾根の雪庇を乗り越え稜線に出てさらに登るが、ちょっと段になって傾斜が急になったところでスキーデポ、アイゼン・ピッケルに切り替える。雪は軟らかいがそうはもぐらない。気温が下がってみぞれから雪になる中、P2のドームに到達。その先は雪稜、右手荒菅沢側に大きな雪庇が出ている。少し偵察に行ったが、ガスで視界がきかないし、この天気で悪場に突っ込むのは無謀なので、ここで引き返すことにした。時間的にも頂上往復は難しそうだ。P2からスキーデポに戻り、すぐ上の雪庇が切れたところから大斜面の沢の最上部の平地に出て昼食。雨もやんで風もおだやか、気温も高い、お湯を沸かし、スープを作る。この下は本来快適な大斜面だが雨が降って雪は重い、安全に右手の樹林の中を選んで滑り、取り付きの大海川に降りた。あとはスキーをこいで栃ノ樹荘まで。行きも帰りも誰にも会わず、日本山岳会をはじめ宿にたくさん泊まっていたパーティーは全員あきらめて帰ったらしい。たしかにスキーに雨は相性最悪だが、結果的に十分行動出来てP2まで行けたのだから、動いたこちらが正解だったということだろう。栃ノ樹荘で風呂入って、雨と汗を流し、途中そばを食って帰京。中央道も渋滞なく8時前には府中本町着。天候に恵まれず、またしても頂上はおあずけとなった。ピッケル・アイゼン、ザイルと登攀具を用意して行ったのだがこの天気ではいかんともし難い。このルートから頂上往復は時間がかかりそうだ、2泊3日が必要と思われる。