0705春の乗鞍

 

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参加者  木邨光宏   大谷尚史   藤原国生   伊東 毅

5月2日
分倍河原駅南口(7:10)=国立IC(7:25)=塩尻北IC(9:30)=買い物=いがやそば=鈴蘭(12:30)=三本滝駐車場
~VSA(13:30)

連休後半、今年は例年にない寡雪で行き先に迷ったが、どうやっても楽しめそうな乗鞍にする。学生時代以来の位ヶ原が楽しみ。連休の谷間で高速も順調、いつも通り山形村のイオンで買い物、いがやのそばのあと鈴蘭で鍵を受取る。夜泣きからの林道は雪が残っていて入れない。三本滝までの道は全く問題なし、位までのバスは明日からの予定だが、アルピコは道路状態次第と運行するかどうかはっきりしない。VSAへバス停からの林間は雪があったのでスキーを履いたが孫市原は雪がない、失敗した。VSAの周りも雪はないが新緑にはまだ早い。窓を開けて水を汲んで、ストーブに火をつけて2時過ぎから飲みだす。やっていたら、VSAの会の村上氏が予告なしにやってきた。VSAが好きでいわゆるVSAゴロからOBになってVSAの会で活動しているらしい。しばらく飲んで話して、今晩はアルテリーベに泊まると言って満月の光の中を帰って行った。Essen番は大谷、晩飯はステーキとサラダ、早くから飲みだし満腹して早々に就寝。

5月3日
VSA(7:15)=三本滝(7:45~8:10)~位ヶ原山荘(11:35~12:10)~鶴ヶ沢コル(13:45~14:00)~鶴ヶ沢下部昼食(15:00)
~位ヶ原山荘 (15:40)  泊

いい天気、バスの時間に合わせ、ゆっくり出発。三本滝のバス停には既に大勢待っている。ところがアルピコの係員が来て道路凍結のため今日は運行しません、と言う。何と、みながっかり、それでは歩くしかない。スキーをはく人、つぼ足で登る人、それぞれバラバラとゲレンデを登りだす。ツアーコースを登って屋根板下2350m付近、バス道路除雪の雪の塊が転がっているあたりから右の樹林帯を位に向かってトラバース。そのまま樹林帯を行けるかと思ったがバス道の雪の壁にさえぎられる。丁度バス道のカーブの先端で目の下に位ヶ原山荘、その後ろに富士見沢、鶴ヶ沢、荒れた沢などの広い斜面が広がっている。ここからはバス道の端に残った雪を拾って位の小屋へ、途中で道路の左手の雪面に出られたので、そちらを行ったら小屋の前で除雪した雪の壁の上に出てしまった。高さは4mほどか、下はアスファルトなので落ちたら痛そうだ。戻るのも癪なのでスキーを脱いでキックステップで雪壁下り、木邨から借りたピック付きストックが役に立った。位ヶ原山荘はこの冬から営業再開、移築した昔の小屋ともう一棟、道路に面して建っている。小屋に入って荷物を整理、お茶を飲んで鶴ヶ沢へ出発。位ヶ原は緩やかな起伏に疎らな岳樺と樅が点綴するいいところ、昔の冬山合宿のテント場で懐かしい。正面富士見沢の上部には大きな雪庇が出ているが鶴ヶ沢は終始緩やかな登りがコルまで続く。途中で少し離れて登っていた木邨が突然下に向かって滑り出した。何事かと思ったらダウンの入った袋が風で飛ばされて滑っていってしまったとか、200mくらい下まで行って戻ってきた。余りのんびり登っていたので、退屈してひと滑りしに行ったのかと思ったが、それにしてはシールをつけたまま滑っているようなので変だと思った。体力の余っている木邨なので丁度いいアルバイトか。コルの向こうは畳平の駐車場、ユンボやブルが盛んに除雪作業をしていた。風が強いので写真を撮ってすぐUターン、鶴ヶ沢は傾斜が緩いので雪崩の心配もない、雪質も良く快適、のんびり滑れる。下部の岳樺の疎林で昼食を摂ってゆっくり小屋に戻った。部屋は6畳ほどの個室、1階にコタツもあり、ゆったり出来る。他に関西からのおじさん2人組、ガイドツアーの7~8人、夕方墨田区の団体20人ほどが入って全部で30人余り、連休だがあまり混まなくて良かった。今日明日といい天気のはずだったが夜中、前線が通ったのか、稲妻、雷鳴が轟き、雹か雨か大きな音がしていた。

5月4日
山荘発(7:10)~屋根板(8:05)~大学尾根上部(8:35~8:50)~高天原(10:00~10:25)~
屋根板下昼食(11:15~ 11:55)~三本滝(12:30)=鈴蘭ほかVSA (泊)

明けたら良い天気だが昨夜の嵐で道路に雪が積もっている。これでは今日もバスは運休だ。6時から朝飯、団体さんたちが出てから出発。位から屋根板に出る斜面がやや急なので右手の樺の疎林を登った。雪の状態はいいので、どこを登っても問題はなかったが、ちょっと右過ぎて上に出てから、比較的急な斜面の下をトラバースしなければならなくなった。ここは一番左の樹林帯とのコンタクトラインを登るのが良さそうだ。今日の目標は高天原、広い屋根板をトラバースして行く。風はやや強いが屋根板としてはそよ風か、みんな肩から頂上を目指すので、こちらには誰も来ない。大学尾根の上部を横断して出たところは前川本谷の源頭の沢、ここから下流はゴルジュの岩が出ていて入れない、右手は剣ヶ峰の山腹で傾斜がきつくなるのでここが唯一のルート。剣ヶ峰と高天原のコルへはこの前川本谷の源流の沢状斜面をつめる、雪の状態はいいが、念のため1人ずつ50mほどの間隔をとって登った。傾斜もゆるく、シールで直登出来る。コルに出ると正面に御岳、風が強く雪が飛んでいるが、岐阜側に雪のついた斜面があり、ほぼ頂上までスキーで登れた。頂上はだだっ広く、どこが頂上か分からない、夏はコマクサの大群落で立ち入り禁止になっているところ。野麦乗越から県境尾根が見えるところまで行ってみたが2527mの台地から上は北側が爆裂火口、尾根上には雪がついていてスキーで登れそうだが、アイゼンの方が確実そうだ。振り返ると剣ヶ峰と大日岳が双耳峰になっている、この間の斜面は露岩もなくスキーで滑るには良さそうだ。どこにいても風が強いのでコルに引き返し、いよいよダウンヒル、前川本谷源頭は雪質最高、超快適斜面だ。あっと言う間に屋根板に出て、ツアーコース目がけてトラバース、大勢のスキーヤー、登山者が列をなす地帯に戻る。樹林帯に入って昼食、ゆっくりお湯を沸かす。あとはいつものツアーコースからゲレンデを滑って三本滝へ。VSAに着いたら、早速乾杯、天気が良く暖かいのでベランダで飲む、いい気分だ。

5月5日
VSA一ノ瀬散策帰京

帰る日、いい天気、片付け掃除して鈴蘭で風呂入って、折角だから一ノ瀬に水芭蕉を見に行く。広い園地で家族連れや観光客が大勢来ていた。島々の徳兵衛でそば、帰りの中央道は混んでいた。5月の乗鞍は初めてだが、雪はたっぷり、人のいないエリアがいっぱいあって楽しい。位の小屋もこざっぱりしていて、管理人の六辻君が一生懸命なのが感じ良かった。