1004奥多摩本仁田山

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1004奥多摩本仁田山

参加者  木邨充宏  藤原国生  益崎健二郎  伊東 毅

4月30日 奥多摩駅(8:02~8:40)~乳房観音(9:30~9:40)~平石山西稜線(11:20)~本仁田山(12:25~13:10)~花折戸尾根分岐(13:40~14:00)~日向下山~もえぎの湯・そば「おく」

焼山の帰り、新緑がきれいだったので、近場に新緑を愛でに行こうと声をかけたら4人になった。行き先は電車で行きやすい奥多摩の本仁田山、平石尾根からゴンザス尾根とややバリエーションンぽいルート。奥多摩発8時10分の日原行きのバスに乗るはずだったが木邨が電車に乗り遅れ、3人は奥多摩駅の前で待ちぼうけ。30分遅れで木邨が着いた時にはもうバスはない、タクシーもなさそうなので歩いて行くことにしたが、平石橋までバス道を歩きたくないということで、安寺沢から平石尾根に上がる沢の道を行くことにした。安寺沢までは車道だが交通量は少ない。通常ルートは安寺沢の一番奥の民家の裏から右手に上がっていくのだが、我々はそのまま、まっすぐ沢沿いに登っていく。民家のおばさんがそっちは倒木で大変だよ、というのを聞き流して進む。すぐ先に小さな祠があり、乳房観音とある。よく分からないがイチョウの木の乳根に由来するらしい。その先しばらくはわさび田があって作業道があったが、間もなく行く手は杉の倒木群にさえぎられる。昔は倒木くぐりや倒木またぎをよくやったが、最近はとんとご無沙汰、この年では身体が固くなって足を高く上げるのも、腹ばいでくぐるのもえらくしんどい、大変な作業だ。しばらく行くと沢が2つに分かれる、水流のある方は本仁田山に突き上げる沢なので左側に入る。このあたりで道はなくなり、適当に踏み跡らしきものを探して登っていく。傾斜は急になり、沢はガラ場になるので歩きにくい。みんな適当に登りやすいところを登っているうち、木邨と他の3人が分かれてしまう。まあ稜線に着けば会えるだろうとそのまま進み、3人は左々に追いやられる形で平石山の西側の稜線に出た。思わぬアルバイトだったので、そこでひと息、腹も減ったのでおにぎりを1個食べる。ここは当初予定していた平石尾根の一角だが、ここにも道はない。それでもこれまでよりもずっと歩きやすい。平石山の頂上手前で木邨が待っていた。合流して本仁田山へ向かう、川苔山への縦走路に出ると間もなく頂上だ。先客が3人ほどいたが、すぐいなくなって、我々は頂上の一角に陣取って昼飯、お湯を沸かしてスープを作る。天気はまあまあだが雲が多く、やや肌寒い。新緑を目当てに来たのだが、頂上近くはまだ芽も出ていない。この辺は杉、檜の植林が多く広葉樹林が少ない。林の中の下生えは鹿に食べられてしまったのか馬酔木だけが残っている。予定より大分遅くなったが下りは花折戸尾根からゴンザス尾根、安寺沢へ下りる道を分けると道は細くなり、急な下りで膝にこたえる。花折戸尾根の分岐点でひと休み、節ちゃんと御岳のあたりに来ている大谷に電話したら、もう川井まで来たので沢の井で一杯やって帰るとのこと、こちらが遅くなったこともあり、合流するのは断念。ゴンザス尾根を下るに従い、ようやく新緑が見られるようになり、時折ミツバツツジの花も見られた。2ピッチとは言え、なかなかの下りで最後は膝が痛くなりかけたが、なんとか日向の部落に下り立った。日向からもえぎの湯まではわずか、ここは750円も取って余り広くないし、いまいちなのだが奥多摩には日帰り温泉が他にないので仕方がない。大型連休の谷間、平日とは言え結構込んでいた。汗を流したあとは楽しみの一杯、奥多摩の町の裏通りにある手打ちそばの店「おく」、木邨がネットで見つけてくれた。夕方で席があるか心配したが、他に客はなし、ガラガラだった。ビールと熱燗、つまみはたいしたものはないが山を下りてみんなで飲むのが何より楽しい。最後に自慢のそば、腰があってまずまずだが飲んだ後はもう少しつるっとした方がいいかな。始発電車で座って帰る、南武線で居眠りして登戸で木邨に起こされなければ危うく乗り越すところだった。人数がそろうと山は楽しい、今度は同期6人そろって歩いて飲む会をやろうと話がまとまった。