1110 四尾連湖から蛾ヶ岳

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1110 四尾連湖から蛾ヶ岳

参加者    木邨光宏  伊東 毅

10月11日 矢野口駅発(7:30)=調布IC=甲府南IC=四尾連湖駐車場(9:45~10:15)~蛾ヶ岳(11:50~12:50)~大畠山(13:35)~四尾連峠(13:55~14:05)~子安神社(14:15)~四尾連湖キャンプ場(14:25)~東岸湖畔(14:35)~駐車場(14:45)=みたまの湯=帰宅

3連休明け、天気が良さそうなので軽いハイキング。蛾ヶ岳は甲府盆地の南、御坂山塊の西端に見える台形の山、中央道を帰ってくるたびに気になっていた。四尾連湖からだと往復3時間と短いが、前回の高原山で腰痛、ひざ痛が出たあとなので軽めでちょうどいい。前日になって鶴岡帰りの木邨が参加することになった。甲府南から市川大門、山越えして山家集落を抜け四尾連湖へ。広い駐車場があり、料金400円水明荘1~2分とある。平日で管理人も誰もいないので黙って停めてもよさそうだったが、湖畔にある旅館水明荘までわざわざ払いに行く。5分近くかかったが湖を見たかったのでまあいいか。駐車場に戻り、ゲートを抜けて山道に入る。大畠山の右肩まで登り、尾根に出る。先日のTVで山田淳君が20分歩いて短い休みと言っていたので最初それでやってみる。50分歩いて10分休みのパターンとどう違うだろうか、この日は全体に短い行程なのでいまいちよく分からない。明るい雑木林で道はよく整備されて歩きやすい、2~3か所尾根がやせたところがあるが、そのやせ尾根に平らに道がついている。途中で道端に花を飾り線香をあげている夫婦がいた。この道の下の斜面を写真を撮りに行って滑落した息子さんの慰霊とか、こんなところでも事故は起きる。その先蛾ヶ岳の西側で道を直している人たちがいる、小さな沢にかかる橋をかけ直しているようだ。たいした沢ではないが、ことほど左様に手入れが行き届いているということか、事故があったので念を入れてやっているということか。20分3ピッチで西肩峠、小さな六地蔵がある。そこから登りが少し急になり、感じのいい雑木林の中を道が伸びている。15分で頂上、ちょっとした広場になっていて中央に三等三角点があり、小さな祠がある。西から北にかけてと東側の樹林が切れて南アルプスから八ヶ岳、それに富士山が望めるようになっている。ただ今日は天気はいいのだが白っぽい霞みがかかって見通しがよくない。八ツはうっすら、鳳凰から白峰三山が目の前だが、やっと写真に撮れるという状態。隣の塩見、荒川も同じ。富士山も霞んでいるが、輪郭はくっきり、すっきりと縦長の鋭い姿、葛飾北斎富嶽三十六景を思わせる。誰もいない頂上でお湯を沸かしてスープとお茶、昼飯、1時間ほどゆっくり過ごす。下りは大畠山から四尾連峠、四尾連湖を回って帰る。大畠山はマイクロウエーブの鉄塔があるだけ、展望はない。四尾連峠には野沢一とかいう人の詩碑があったが、どういう人かはいまいち分からない。峠から水明荘の方に戻る道はしっかりしているが、さらに湖を回る道があるのでそちらに入る。ところがこちらは全く整備していない、先日の台風でやられたと思われる倒木がいくつも道をふさいでいたり、がけ崩れで道が消えかかっているところもある。たいした距離でないので構わず進んでいくと、林の中に古びた神社が現れた。結構大きな建物で立派な本殿と神楽殿があり、子安神社とあるが、すっかり古びて傾きかけ、ちょっと廃墟のようだ。あとでネットで見たら、木花開耶姫を祀り、近隣の住民が太太神楽を奉納していたということだが、今も行われているのだろうか。神社からさらに湖の外周の山をたどる道もあるようだが、キャンプ場のある湖畔に下りる道があったので、そちらを通り湖のほとりに出た。水明荘の真向かいで船着き場があり、カヌーを漕いでいる人や、キャンプをしているグループがいた。四尾連湖は周りを山に囲まれた陥没湖で小さいが比較的静かで「山のさびしい湖」という感じだが白鳥型のボートなど雰囲気を壊すものもあり、いまいちしっくり来ない気分だった。水明荘のある東岸から駐車場に戻り、帰りは甲府南IC近くのみたまの湯に寄る。小高い丘の上の露天風呂からの眺望が売り物だが、今日はやっぱり霞んで山が見えないのが残念。蛾ヶ岳は小さな山だが、なかなか趣のあるいい山だった。前から気になっていた山に登ってひとまずすっきり、と言うところ。