1105 杓子山・鹿留山

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1105 杓子山・鹿留山

参加者    単独

5月9日 新百合ヶ丘発(5:40)=鳥居地峠(8:00~8:20)~高座山(9:05~9:15)~大権首峠(9:45~9:55)~杓子山(10:30~11:10)~鹿留山(11:45~12:05)~杓子山(12:40~12:55)~高座山(13:40~13:50)~鳥居地峠(14:10)=帰宅

大震災以来初の山、日程が合わず単独、最初奥秩父の和名倉山に1泊2日で行こうと思ったが10日の天気が下り坂の予報のため取りやめ、日帰りの山にした。 杓子・鹿留は富士山をとりまく山々の中で登り残していて、いつか行こうと思っていた山。急な変更だったので単純に鳥居地峠からのピストン。河口湖ICで下りて新しい鳥居地トンネルを抜け忍野側から旧道を通って峠に上がる。数台分のスペースがあり、足ごしらえして出発。最初は林道、未舗装だが割りといい道でこれなら車で入れる。でもわずか10分ほどで山道に入るから大差ない。峠がすでに1000mだから600mの登りということ、往復6時間弱、のんびり歩く。いい天気で新緑がちょうどいい、林を抜けると右側が刈り払われた明るい尾根に出る。焼いたあとがあるから草地として使っているのだろうか、途中でラジコン飛行機を飛ばしている人がいた。見通しがいいし、風も吹き上げて飛行機を飛ばすにはいいところのようだ。この尾根の道は赤土でだんだん急になる。ジグを切らずにまっすぐだから登るのも下るのも大変だ。雨でも降ったら滑るだろうな。登りついたところが高座山、タカザスヤマというらしい。忍野の部落が目の下で見晴らしがいい、四等三角点があった。そこから新緑の尾根道、アカヤシオが咲いている。小さなピークを二つ越えて大権首峠、オオザストウゲという。ここはやはり南側が伐採されて開けており、パラグライダーの離陸台がある。斜面の下からモノレールの軌道が上がって来ており、反対の明見側からは林道が上がって来ている。今日は月曜で誰もいなかったが昨日あたりは色とりどりのパラグライダーが見られただろう。峠からまた少し急な登り、でもここはジグが切ってある。富士桜の小さな花が満開、下向きの可憐な花だ。杓子山の頂上は見晴らしがいい、富士山は吉田大沢が正面、左に山中湖、その手前は忍野村、右手十二ヶ岳の上に南アルプスの白い峰が浮かんでいる。やや霞んでいるが右から甲斐駒、北岳間ノ岳、農鳥、塩見、荒川、赤石、聖、仙丈だけがよく分からないが、3000mの巨峰がほぼ全部見えるのは素晴らしい。ここには三等三角点があった。誰もいない静かな頂上でビールをあけ、のんびり、暖かくて気持ちがいい。ここから鹿留山はほんの少し、向こうの方が少し高い。東に尾根を辿り、登ったところが子ノ神というピーク、鹿留山はここから10分ほど北に寄った樹林の中、看板もない静かな頂上だった。ここも三等三角点、1632mとなっているが、実はさっきの子ノ神の方が10mほど高い、このあたりの最高峰は子ノ神になるのだが、谷村の方から見ると北に張り出した鹿留山が立派に見えるのだろう。三角点もあるし、子ノ神なんて標識もなにもない。鹿留山の北に伸びる尾根の方にも踏み跡がある、鹿留川の御正体神社から登って来られるようだ。あとはもと来た道を帰る、途中で道端にヤブレガサが芽を出していた、山菜として知られているが食べごろのを見たのは初めて、少し採集してきた。帰りの杓子山付近では2~3ハイカーとすれ違う、少しもやってきて富士山もよく見えなくなっていた。鳥居地峠に下りて帰りは忍野に出たが、風呂は省略、須走から大井松田経由東名で帰った。ハイキングコースだが月曜日ということもあり静かな山歩きを楽しめたのはよかった。ヤブレガサは家でてんぷらとおひたしにしてみたが、少し苦味があり、それほどうまいものとは思えなかった。