0403十石山スキー登山

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十石山スキー登山

参加者  木邨光宏   益崎健二郎   伊東 毅

3月27日
府中本町駅(9:00)=国立府中IC(9:20)=塩尻北IC(11:00)=白骨温泉(13:00)=有料林道駐車スペース(13:55)~コル分岐点(14:20)~カラマツ坂上1750m(15:00)~駐車場(16:20)=丸永旅館 0263-93-2119

初日は行くだけなのでゆっくり、天気は快晴、甲府盆地に入ると真っ白な南アルプス八ヶ岳。松本まで行かず、塩尻北ICで下り、松本空港からサラダ街道を通って波田に出るルート、ちょっと道が狭いが渋滞がないので季節によっては有効だ。乗鞍高原から白骨、宿の丸永旅館に寄ってから、十石山東尾根取り付きの偵察に。スーパー林道の料金所の先に駐車スペースがあり、そこから歩き出し。今日は空身で、最初は急な南斜面のトラバース、雪が少なくスキーでは厳しい。その上、夏道の分岐点がある鞍部からカラマツ林の急斜面、つぼ足でステップを作りながら登る。途中で上から男女のペアが滑り降りて来た。この辺はザラメに近い状態だがうまい連中だった。カラマツ坂を登りきり、樺の台地に出たところ1750mまで登って引き返す。コルから北にスーパー林道に出て帰ったが、こちらは一面の雪で安全だがちょっと遠い。宿はこじんまりした感じがいい旅館、その昔は蕎麦屋、丸永ヒュッテといった頃もあったらしい。

3月28日
起床(4:00)旅館発(5:10)=林道駐車場(5:30)~コル(6:00)~カラマツ坂上1750m(6:40)~1835mピーク(7:05)~2150m(8:20)~森林限界2400m(9:30)~十石山頂上(10:06~10:25)~避難小屋(10:35~11:30)滑降開始(12:00)~セバ谷上部(12:20)~1800m台地(13:00)~コル(13:37)~林道駐車スペース(13:55)
入浴 大石館 500円そば 徳兵衛帰京

4時起床、握り飯と朝餉で朝食、5時過ぎ出発、林道の駐車スペースは5時半に出られた。昨日のステップがきいてカラマツ坂を順調に登り、台地からスキーをはいた。この上は針葉樹の尾根、着実に高度を上げる。今日も快晴、微風樹間から左に乗鞍、右に霞沢と穂高が見える。目指す十石山は真っ白、なだらかな頂上が真っ青な空にくっきり。だんだん木が小さくなって2400mで森林限界、その上はなだらかな無木立の斜面、予想より早く5ピッチ、4時間半で頂上着。南に白い山並みを連ねる乗鞍が大きい、反対の北側は穂高の吊尾根、手前には焼岳、年末に登った尾根が正面、あと100m足らずのところだった。その向こうに笠・抜戸、双六、三蓮、鷲羽、水晶、野口五郎、西鎌尾根は見えるが槍は穂高の陰。西の空には白山が霞の上に浮かんでいる。中アも南アも八つも遠くかすんでいる。頂上の横の避難小屋に入り、お茶を沸かして昼飯を食ってから、穂高を背景に真っ白な斜面で滑降場面の撮影。そうやってゆっくりしている間に後続のパーティーが登って来た。我々の出発が早かったので1時間半もたっている。さあ、滑降開始、最初はセバ谷に向かって無木立の大斜面、クラストとシュカブラだが滑りやすい。その下は重いしまり雪、ゆっくり滑らないとスキーが取られる。ここで2回転倒した。セバ谷の2500mまで下りて右にトラバース,東尾根に戻る。この尾根も上部は広く滑りやすいが、やがて左のセバ谷側が急なやせ尾根状に、ここは右側の斜面を滑って1800mの台地まで。この台地は広い、左へトラバースして尾根に戻り、1835mのピークは右側をまいて樺の台地。この下はカラマツ林の急斜面、ここまで来るとザラメに近い状態で滑りやすい。カラマツを縫いながらターンを続け、コルに着いた。上部中間が重い雪で引っかかったが、全体に状態はまずまず、気温も高く、春スキーを堪能出来た。車に戻り、温泉は大石館、2年前に入った風呂、露天風呂はいつまでも入っていられるぬる湯。帰路、徳兵衛で鴨南蛮、波田から塩尻ICまで走ってみたが、19号が混むので塩尻北の方が正解だ。帰りの中央道はいつものように渋滞、府中本町着は9時半だった。行ってみたい山、一発で登れる幸運、まずは最高、いい山だった。