1612甲斐の山 曲岳・黒富士

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甲斐の山 曲岳・黒富士

2016年12月7日(水)~8日(木)

参加者 木邨、内田、伊東、

12月7日
 府中本町(9:40)=双葉SI=観音峠・昼食後出発(12:25)~曲岳(13:25~13:45)~八丁峠(14:15)~クリスタル林道登山口(14:25)~観音峠(15:20)=湯村温泉ホテル

 前週に左腰を痛め、どうかなと思ったが何とか痛みが治まったので行くことにした。府中本町駅で木邨、内田と集合、談合坂で昼飯を買って、双葉SAのスマートインターで出る。県道敷島竜王線を北上、先月の雪で林道閉鎖と聞いていたが、途中ゲートはなく観音峠まで登れた。天気はいいが気温が低く風があって寒い。峠の風影で昼飯を食べて出発、曲岳を目指す。葉っぱの落ちた雑木の尾根道を登っていくと段々急になり、岩場が出てくる。結構いやらしいところもあり、バランスの悪いロートル隊にはやや厳しい道だ。岩のトラバース中に内田がストックを落として、回収に手間取ったりしたが約1時間で曲岳頂上、木に囲まれていて眺望はいまいち、途中の展望台から白銀の南ア、八ヶ岳が見えた。曲岳は麓から見ると東側が切れ落ちて右に傾いた形が特徴で、それで曲岳というのだろうか、その通り頂上から東への下りも急だが、岩場などはないので案じたほどではなく問題なく下れた。その先はゆったりした尾根になり、小さな起伏を幾つか越えて八丁峠に着く。右は平見城へ、直進は黒富士方面、左の沢筋を下ると10分ほどで林道に出た。クリスタルラインの黒富士登山口。しっかり舗装されていて右は木賊峠から昇仙峡、左は観音峠まで通じているのだが路肩崩壊とかで通行止めになっている。この道を歩いて観音峠に戻る。道路が崩れているところは見当たらないが、ところどころ落石が転がっていた。小一時間で観音峠、ゲートを越えて車に戻り、今日の宿、湯村温泉へ。途中でひと山越えて金桜神社、昇仙峡を通る道から甲府市街に入り、少し西に走ると湯村温泉街。入口を入ってすぐ湯村温泉ホテルがあった。ビジネス風温泉旅館、ベッド二つの洋間と10畳ほどの和室で広い。温泉は無色透明、本館2階に内風呂、別館に露天風呂、内風呂だけ入った。夕食はバイキング、品数は多いが、メインディッシュらしきものがなく、何を食べたか記憶に残らない。

12月8日
 湯村温泉=平見城(8:50)~越道峠(9:20)~太刀岡山北峰(9:50)~越道峠(10:10)~鬼頬山(11:30)~八丁峰東肩(12:35)~黒富士(13:00)~八丁峰東肩(13:25)~升形山分岐(13:27)~升形山(13:40)~分岐(14:05)~八丁峠(14:10)~平見城(15:05)=山宮温泉=双葉SI=府中本町

 朝食は7時から、またバイキング、納豆があったのでご飯とみそ汁にしたが、あとは何を食べたのやら、きょうも記憶がない。8時過ぎに出発、平見城の曲岳(八丁峠)と越道峠の分岐の路肩に空き地があったのでそこに駐車、越道峠に向かう。途中からダートだが車で登れる道が越道峠まで続いている。峠にザックを置いて太刀岡山北峰を往復、落葉樹の中、平凡なピークで特に眺望もない。太刀岡山は南と西側に岩場あって、そちらを登る南峰が正しい頂上のようだ。今日は先があるのでここでUターン。越道峠に戻ると軽トラックが1台停まっていた。ここから北、鬼頬山へ、同じように平凡な尾根、途中でおじさん2人組を追い抜く、例の軽トラで来たらしいが、なんとなく足もとがおぼつかないように見えた。やがて鬼頬山の最後の急斜面、岩場とかはないのだが、とにかくまっすぐな登り、この傾斜なら普通はジグザグに道をつけると思うのだが、ここは直登一本鎗、標高差200m、いやあ、しごかれた。あのおじさんたちはここを登れるだろうか。鬼頬山の頂上も平凡、どうってことはない。その先の広い鞍部で「お、もうこんな時間だ」と昼飯、今日も天気はいいが風が冷たい。この辺りも雑木に覆われてあまり眺望がないが、前方に黒富士の黒々とした岩場が見えてくる。あの黒い岩は黒富士火山の溶岩ドームなんだろうか?ちょっと迫力がある。八丁峰の手前から黒富士の尾根へトラバース、踏み跡らしきものがあり簡単に八丁峰と黒富士のコルに出た。そこから黒富士はすぐ、山梨百名山の頂上は灌木に囲まれているが、その先に展望台があり、正面に富士山、御坂の山、大菩薩、奥秩父の山、遠くに浅間も見えた。一息入れて八丁峰のコルに戻り、八丁峰は登らず、トラバースして舛形山のコル、コルから舛形山は10分ほど、頂上はちょっとした岩場で眺望は抜群、国師、金峰から八ヶ岳、遠くに穂高、乗鞍も見え、いいところだ。ただちょっと狭く、立ち上がる時などバランスを崩しそうになってヒヤッとした。八丁峰のコルに戻ると今度は右、八丁峠へトラバース、どうやらこの八丁峰という山はどっちからも登らない山らしい、雑木のどうってことない斜面だから登ろうと思えば登れるのだろうけど、あえて誰も登らないのかな。八丁峠から平見城へは沢状の下り、落ち葉がつまったジグザグ道を下っていく。標高差は450mほど、下っていくと途中で左膝が痛み出してしまった。久しぶりに長い時間、距離を歩いたせいだろう、このところろくろく歩いてないのでトレーニング不足もある。なにしろ膝が曲げられないので、左足を伸ばしたまま踏み出して、そこへ右足を引き付けるという半歩ずつの歩きになったので、普通の半分のスピードでしか歩けない。内田、木邨は先に行ってしまったので、一人足を引きずりながら下りていくことになった。それでも何とか1時間弱で平見城の養鶏団地に到着。車の横で靴をはきかえていたら、養鶏場の人が来てそこの路側はトラックのすれ違いに使うところだから、次からは下の公民館に停めてくれと言われてしまった。駐車禁止とか書いてないし、相当余裕がありそうなところだったけど、1台置けばほかの車も来るかも知れないから、分らんでもない。湯村温泉近くの山宮温泉という1軒屋の日帰り温泉、温泉はどうってことないが、湯村より安い600円、帰りも双葉のSIから入って中央道、すいていて夕方には府中本町へ帰った。全体に藪山だが、ところどころ小さな岩場があってアクセントになっている。冬枯れで見晴らしがよく、天気もよかったので南ア、北ア、八ツ、富士山など眺められたのがよかった。