1903御坂山

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1903御坂山


花粉最盛期、人工林のなさそうな富士山周辺ということで、天下茶屋から御坂山、御坂峠周回のハイキング。

参加者
木邨光宏  益崎健二郎  伊東 毅
 
3月27日
高尾発(7:43)=河口湖(9:25)=天下茶屋(10:15)~稜線(10:45)~御坂山(11:35~12:10)~御坂峠(12:45~12:55)~休憩(13:25~13:40)~三つ峠入口(14:05)=浅川温泉街ホテル美富士園=河口湖

 6時半新百合発、町田で横浜線、八王子乗り換え高尾で河口湖行き中央線、木邨、益崎合流。いい天気の中、富士急行線河口湖駅に着くと、天下茶屋行きのバスが路面凍結のおそれと称して三つ峠登山口までしか行かないとのこと、予定が狂ったが、急遽タクシーに変更、路面は全く問題なく天下茶屋へ。冬季の臨時措置と思われるが、富士急バスのHPには何のアナウンスもなかったし、電話で営業所にダイヤを聞いた時にも何も言われなかったので納得いかない。タクシー代5400円、バス代の2倍。天下茶屋の前から河口湖越しの富士山が見えるが、春がすみと逆光ですっきりとはいかない。太宰治の「富士には月見草」の碑を見て、階段道登り30分で稜線、清八山からの縦走路に出る。そこからゆるい登り下り、1ピッチで御坂山、ブナ、ミズナラなどの広葉樹林だが、まだ冬枯れ、馬酔木だけが青々とした葉をつけ、中には黄色い花も見られる。稜線はさすがに風が冷たく、遠く大菩薩が雪を冠って浮かんでいる。御坂山頂で昼食、益崎の淡路島フルーツ玉ねぎスープが美味い。タクシーのおかげで時間はゆっくり、御坂峠まで下り1ピッチ弱、峠付近には山城址か空濠などの人工的地形が見られる。武田、徳川の攻防の舞台とか、御坂城址そのものは峠の先にあるようだが、そこまでは行かなかった。峠からの下りは、地図で見たら急で大変かなと思ったが、丹念にジグザグを切ってゆるやか、広くていい道だった。昔の峠道、牛馬も通ったところと聞いてなるほどと思った。中腹から赤松が増え、背が高くまっすぐに伸びているのが松らしくなくて面白い。下の方にはヒノキやスギの人工林があったが、さいわい花粉の出る花はついていなかった。ゆっくり時間調整をして下りたが、道がよかったので思ったより早く、国道御坂トンネルのわき、三つ峠入口に着いた。甲府から河口湖行きのバスに乗ったが、河口湖大橋経由で浅川温泉街は通らないという。これも計算外、橋手前の河口湖美術館で下りて歩くことにした。産屋ヶ崎を回って行く湖畔の道。富士はかすんでほとんど見えないが、外人観光客が多い。浅川温泉のホテル美富士園で日帰り入浴、1200円と高いが7階の展望風呂、本来は富士が見えるのだろう。お湯は無色無臭、ゆっくり浸かる。駅に向かう周遊バスは外人観光客で満員。河口湖駅も大混雑、富士急の特急券は売り切れ、高速バスも満杯、約1時間後の各駅停車、木邨が素早く席を押さえてくれたので、3人座れてホッとする。車内はこれまた外人ばかり、我々以外に日本人はいないみたいだった。河口湖なんて通俗すぎて、魅力ない観光地の代表みたいな感じだったが、富士山を見たい外人観光客が如何に多いかということなのだろう。大月で一杯、浜野屋の2階はまたも満席、この前と同じ庄屋、いっぱいとって食べ、満腹。駅探で調べたら、20:50の各駅が載っていたが、その前に20:36の「かいじ」があった。たまたま、ちょっと早く駅に行ったので、乗れたが特急券は買えなかった。駅探の設定に近距離特急利用が抜けていた、反省。新しい綺麗な車両で特急券は車内で買うが割高、八王子までで1010円は高いな。横浜線で町田、22時帰宅。
ちょっと短いが、まあまあ手ごろなハイキング、スギ、ヒノキの木は少なかったが、どこへ行っても空気中に花粉が溢れているので、マスクと眼鏡は外せない、いやな季節だ。木邨曰く、河口湖界隈は現代日本の縮図、まさにその通り、日本人は閉め出される。これからも行き先をよく考えて選ぶ必要がありそうだ。