0909権現山北尾根~尾名手尾根

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0909権現山北尾根~尾名手尾根

参加者   伊東 毅

9月4日
新百合ヶ丘発(6:00)=調布IC(6:30)=上野原IC(7:00)=平野田休養村(7:30~7:55)~腰掛入口(8:10)~赤い橋(8:15)~権現山北尾根(9:05)~850m(9:15)~権現山(10:35~10:50)~麻生山(11:35)~尾名手峠(11:45~11:55)~三つ森北峰(12:15~12:45)~大寺山(13:15)~1098m(13:35)~阿寺沢分岐(14:00)~平野田休養村(14:30)=帰宅

夏山以後歩いていないのでトレーニングの山行。扇山の後ろの権現山、新ハイキングの静かなる尾根歩きに載っている北尾根から尾名手尾根を回るルート。上野原から鶴川沿い、初戸から腰掛林道に入り、腰掛集落の先にある平野田休養村キャンプ場に駐車。朝なので誰もいない、トイレをすまして林道を腰掛まで戻る。数軒だけの集落を抜け鶴川にかかる橋を渡り、廃屋の庭先を通って尾名手川にかかる赤い橋(錆びているだけだが)を渡り、大きな堰堤の左側を登って北尾根の取り付きに出た。尾根には明瞭な踏み跡がある、ヒノキの植林地で作業道が入り組んでいるので、どの踏み跡を行くか選択の問題。尾根通しまっすぐ登れば間違いがないのだが、それだと道がないので足が疲れる。天気は曇り、上の方は雲がかかり、展望は望めない。日差しはないのだが少々暑い、トレーニングだからいいとしよう。標高差800m弱、急な尾根なので効率はいい。誰も登ってないので蜘蛛の巣がいっぱいかかっていて、払いのけるのが大変、ストックを振り回しながら歩いた。尾根は途中からクヌギなどの広葉樹の林になり、2ピッチで権現山の頂上に着いた。ガスに包まれ何も見えない、尾名手尾根を回るのは長いので、ひと休みで出発。麻生山、三ツ森の稜線も広葉樹の尾根で、ガスがかかって幽玄のたたずまい。尾根道とは言え歩く人が少ないのか道は細く北尾根とあまり変わらない感じだ。尾名手峠でひと休み、三つ森北峰で湯を沸かし昼食にした。ここは木立が切れて展望が良さそうだが、今日はガスばかり、ススキと萩の花がわずかに目をなぐさめる。三つ森からも地図に道がないがしっかりした踏み跡がある。大寺山の登り返しを過ぎて尾名手尾根に入る。歩きよい尾根でどんどん下っていくと思いのほか早く阿寺沢分岐に着いた。ここから左に行くと阿寺沢橋に出る道で、みんなそちらを通っているようだが、このまま、真っ直ぐ尾根を行って最後左に下りれば平野田休養村に出そうなので、直進した。踏み跡はほとんどなくなり、平野田に曲がるところが分りにくかったが、地図とGPSで見当をつけて植林の斜面を下っていくと下に鶴川の流れと林道が見えてきた。鶴川にかかる橋のたもとに下り立つと休養村は目と鼻の先だった。車に戻るとキャンプ場のおばさんが出てきて駐車場代300円を請求された。まあこんないいところに停めさせてもらったのだから当然か。近くに温泉はないかと聞いたら、キャンプ場のシャワーがあるというのでそれですませることにした。温水が出るので十分だが石鹸がないのが難点、シャワー代も300円しっかりとられた。天気が悪く冴えない山登りだったが、山中誰にも会わず、文字通り静かなる尾根歩きだった。