1801 志賀高原笠ヶ岳

イメージ 1

イメージ 2

1801 志賀高原笠ヶ岳

 今シーズン初めてのスキー、(益崎はすでにゲレンデスキー数回)懸案の志賀笠ヶ岳登頂を目指す。

参加者  木邨光宏  益崎健二郎  伊東 毅

1月30日
 北陸新幹線で長野、バスで蓮池、ホテル白樺荘で宅急便受け取り、すぐ部屋を使わせてくれたので着替えして、スキー練習。シャトルバスで横手山スキー場、レストランで昼飯後、上部ゲレンデでリフト数回乗って練習。足慣らしだが、去年も一昨年もほとんど滑ってないので脚が弱っていて、続けて滑れない。天気は最初曇っていたが、次第に晴れて笠ヶ岳が姿を現した。白樺荘泊、広い和室に洋室付き、荷物の置き場に困らない、衣文かけがたくさんあって便利、乾燥室も広くて使いやすい、総じて快適。場所もバス発着所前で便利。

1月31日 
蓮池=シャトルバス=熊の湯スキー場=第4リフト上(9:15)~笠ヶ岳東コル(9:30)~
県道(10:00)~ショートカット上(11:10)~避難小屋(11:30~12:15)~最高到達点2002m
(12:55~13:15)~避難小屋(13:25)~県道休憩(13:25)~笠岳バス停(14:45)~熊の湯ホテル(15:10)=シャトルバス=蓮池

 7:30朝食、8:20蓮池発のシャトルバスで熊の湯スキー場、第4リフトの上からは目の前に笠ヶ岳の鋭い姿、こちら側はとても登れそうもない。岩の間に雪はついているので滑って下りる猛者はいるらしいが。われわれは反対の西側に回り込んで登るコース。まず東側のコルに向けて50m、まばらな樹林帯、傾斜もゆるく滑りやすい。トラバースの夏道は樹林が濃くて大変ということで、広いコルから見当をつけて県道まで80mほどさらに下る。雪は良く樹林も濃くはないが、途中に小さな沢が入っていてルートファインディングに気を使う。林道に出て後続を待っていたがなかなか下りてこない。どうしたかと思ったら、益崎が途中でストックを藪に取られたとかで折ってしまい、片ストックになってしまっていた。これはもうあきらめて下りるかと思ったが、木邨が自分のを貸してストック1本で登ると言う。大変だなと思ったが木邨はこともなげに言うので、登りを継続することにする。シールをつけて林道を登る、傾斜はないが新雪がくるぶしまで、県道が大きく屈曲しているので、1840m付近から標高差40mほどをショートカット、小さな尾根を登る。最後ちょっと急になり、益崎はキックターンに失敗、苦戦する。ショートカット上から西側のコルにある避難小屋までは、そう遠くないのだが、ずっと行動してきてあまり休んでいなかったのと、腹が減ったこともあって、ここの登りで急激に消耗。避難小屋に着いたときはバテバテ、もうここで終わりかなと思うほどだった。シャリバテの部分も大きいので、ここで昼飯。ただコルなので風が当たり寒い、コンロも使えないのでテルモスのお湯でパンを流し込む。それでも少し休んで腹に入ったので、少し元気を回復した。木邨たちは前回トラバースルートで苦労して、ここで引き返しているだけに登りたい気持ちが強いのは分かるので、もうちょっと頑張ることにした。小屋の上の斜面は傾斜はあるが広いのでジグザグを切って登れる。少し登ると沢状になり小さな雪庇の凹凸が出来ていたが、それを乗越し北側の斜面に入る。こちらはやや木が多いが何とか間を縫って行ける。それでもGPSで高度2002mまで登ったところで傾斜が強くなり、樹林も混んできたので、この先はスキーでは難しい。小さくキックターンを繰り返して登ることになるが、雪がやわらかく傾斜が強いので難しい。木邨は予備的にわかんを持ってきていたが、残りの標高差70mをわかんでラッセルするのは相当厳しい。ましてあとの2人はツボ足、到底登れない。頭の上には雪をびっしりつけて樹氷のようになった木々が見える。多分あの木の先が頂上だろうが、残念ながら今回は断念せざるを得ない。さっきバテたこともあり、体力的にも限界、木邨にも納得してもらい、ここから引き返すことにした。シールを外し、樹林の間を慎重に横滑り、ボーゲンで下る。幸い低温続きで雪が軽いので滑る方は難しくなく助かった。避難小屋まで下りてホッと一息、あとは林道、どれだけ滑ってくれるかだが、登りのトレールがある間は大丈夫、その先は新雪だが思いのほか滑って、一部緩い登りがあったものの順調に旧笠ヶ岳スキー場に出ることが出来た。笠岳バス停にはなにもない、バスの時間まで1時間余りあるので熊の湯まで歩いてホテルのロビーでお茶、15:53のシャトルバスで帰ってきた。

2月1日
 早めに帰りたいので10時半のバス、2人はこの日もスキー練習。
良い天気に恵まれたが笠ヶ岳には登れなかった。なかなか厳しい山、我々の力では今後も難しいかも知れない。雪の条件がどうなれば登りやすいのか、雪が固い方がラッセルはなくなるだろうが、滑るのは新雪の方がいい、難しいところだ。この2年間ブランクがあったので体力低下著しい、これも回復するかどうか、老化もあるしで期待薄。もう少し軽めの山を考えなければと思い知らされた。